AS332の最新バージョンである。 フランス空軍の要求から開発が始められ、AS332L2シュペルピューマMkU+として2000年11月に登場した。 2001年に軍用型名称のEC725に改称され、その民間型がEC225となった。 機体簿造などは基本的にAS332と相違はないが、メインローターを5枚に増やして飛行特性を改善したために振動が軽減した。 エンジンは緊急出力が2,413shpまで可能となり、主ギアボックスも強化された。 わが国では、2008年4月に海上保安庁の関西空港航空基地に2機が配備されて運用を開始した。 従来の監視や救難に重点を置いた運用方法に加え、EC225では海上テロ、不審船などへの対処能力を持つ部隊や資材を迅速に現場に輸送できる能力を持ち、最新の赤外線監視装置や強力なサーチライト、最新のオートパイロットなどを備えている。 |
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主要諸元 |
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エンジン | ターボメカ・マキラ1A2×2 |
メインローター直径 | 16.2m |
テイルローター直径 | 3.15m |
全高 | 4.6m |
胴体全長 | 19.5m |
全幅 | 3.86m |
メインローター面積 | 206.12m2 |
最大離陸重量 | 11,000kg |
搭載量 | 5,380kg |
最大速度 | 289km/h |
ホバリング限界高度 | 3,120m |
地面効果なし | 2,690m |
上昇限度 | 5,180m |
航続距離 | 1,450km |
乗員 | 2名 |
乗客 | 21名 |
製造 | ユーロコプター |
初飛行 | 2000年11月 |
EUROCOPTER EC225 |