川崎重工と旧MBB社の国際共同で生まれたヘリコプターである。 川崎重工が開発を行っていたKH-7型と旧MBBで開発していたBo107型の双方の設計思想や市場が同じだったため共同開発が始まった。 生産は世界市場を分けて相互で行っている。 初期型はA-1。 型式証明を取得したA-3は尾部ローターを大きくし、テイルブームを強化した改修型である。 A-4はトランスミッションの出力向上型、B-1はエンジン出力向上型、B-2はこれまですべての改修を完了した総重量増加型。 更にアリエル1Eを搭載したC-1などがある。 BK117は各々独立の燃料系統になっているため、シングルエンジン停止時でも安全な飛行が可能。 日本では、消防・防災、警察、ドクターヘリコプターとして広く運用されている。 登録数は48機(2008年8月末現在) |
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主要諸元 |
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エンジン | ターボメカ・アリエル1E×2 |
メインローター直径 | 11.00m |
テイルローター直径 | 1.96m |
全高 | 3.85m |
胴体全長 | 9.91m |
全幅 | 1.60m |
メインローター面積 | 94.9m2 |
機体重量 | 1,764kg |
最大重量 | 3,350kg |
搭載量 | 1,589kg |
最大速度 | 278km/h |
ホバリング限界高度 | 3,045m |
地面効果なし | 2,890m |
上昇限度 | 4,570m |
航続距離 | 555km |
乗員 | 2名 |
乗客 | 9名 |
製造 | 川崎重工業/ユーロコプター |
初飛行 | 1979年6月13日 |
KAWASAKI BK117 |