旧アエロスパシアル社がフランス陸軍の要求で開発した全天候・長距離用大型ツインタービンヘリコプターである。 初期型はフランス陸軍に引き渡されたSA330B型で、民間型はこれをベースに開発された。 できあがった民間型の初期型はSA330F型で、エンジンにターボメカ・チュルモaA(1,274shp)2基を搭載している。 機体の愛称はピューマと呼ばれ、その代表的モデルがSA330J型である。 ローター類を複合材製に変更、搭載量を増やし、飛行性能や整備性、安全性が向上した。 降着装置は前輪式の引き込み脚。機体の前部と左右胴体にスポンソンが取り付けられ、不時着水用の緊急用フロートになっている。 日本では山間部の物資輸送や送電線工事、海岸等の波消しブロック輸送、その他重量物を扱うフライトに使用されている。 登録数は1機(2008年8月末現在) |
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主要諸元 |
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エンジン | ターボメカ・チュルモ×2 |
メインローター直径 | 15.00m |
テイルローター直径 | 3.05m |
全高 | 5.14m |
胴体全長 | 14.80m |
全幅 | 3.00m |
メインローター面積 | 176.6m2 |
機体重量 | 3,766kg |
最大重量 | 7,400kg |
搭載量 | 3,608kg |
最大速度 | 276km/h |
ホバリング限界高度 | 2,300m |
地面効果なし | 1,700m |
上昇限度 | 6,000m |
航続距離 | 592km |
乗員 | 2名 |
乗客 | 20名 |
製造 | ユーロコプター |
初飛行 | 1965年4月 |
EUROCOPTER SA330 PUMA |