純民間用としてベル社が開発した222シリーズの最新型である。 スタイルは222を継承しているが技術的には230を更に進化させている。 230の胴体長を45cm延ばし、キャビンスペースを23%増やして居住性を向上させた。 メインローターは222シリーズの2枚から4枚に変更され、飛行を安定させている。 簡素で信頼性の高いベアリングレスのローターヘッドの組み合わせにより、トランスミッション出力を230より約10%パワーアップしている。 機体の総重量が増えても高出力でカバーしている。 計器類は電子機器を改善し、CRTによる総合計器システムを採用、完全計器飛行が可能になった。 降着装置は、スキッドタイプと引き込み脚が選択でき、オーナーに対し配慮している。 日本では中日本航空が報道機材として運用し、朝日航洋が人員輸送に使用している。 また、近年は報道機として増機している。 登録数は12機(2008年8月末現在) |
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主要諸元 |
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エンジン | アリソン250-C40×2 |
メインローター直径 | 12.83m |
テイルローター直径 | 2.10m |
全高 | 3.66m |
胴体全長 | 13.44m |
全幅 | 3.45m |
メインローター面積 | 129.2m2 |
機体重量 | 2,397kg |
最大重量 | 4,082kg |
最大速度 | 265km/h |
ホバリング限界高度 | 3,459m |
地面効果なし | 2,667m |
上昇限度 | 5,590m |
航続距離 | 648km |
乗員 | 2名 |
乗客 | 9名 |
製造 | ベルヘリコプター・テキストロン |
初飛行 | 1994年10月25日 |
BELL HELICOPTER CANADA 430 |