ベル社が開発した407をベースに、韓国の三星工業と共同開発した小型双発タービンヘリコプターである。 キャビンのサイズを407よりも33cm延ばして居住性を向上させている。 また胴体幅も広く、窮屈に感じさせない。 座席の取り外しも容易で、目的に合せたレイアウト変更が可能になっている。 キャビンドアは、大型の1枚で担架などの大物が楽に収納できる特徴を持っている。 EMS使用ではストレッチャーが2台搭載できる。メインローターは、複合材製の4枚ブレード。 トランスミッションは新設計で2基のエンジン出力を直接受ける機構。 日本では、東京電力が2機を送電線パトロールに使用し、西日本空輸と中日本航空は報道機関用に仕様を変えて報道機として運航している。 登録数は8機(2008年8月末現在) |
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主要諸元 |
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エンジン | PW206D×2 |
メインローター直径 | 11.27m |
全高 | 3.5m |
胴体全長 | 13.06m |
全幅 | 2.4m |
メインローター面積 | 99.7m2 |
機体重量 | 1,581kg |
最大重量 | 2,722kg |
搭載量 | 1,141kg |
最大速度 | 259km/h |
ホバリング限界高度 | 4,270m |
地面効果なし | 3,200m |
航続距離 | 650km |
乗員 | 2名 |
乗客 | 6名 |
製造 | ベルヘリコプター・テキストロン |
初飛行 | 1997年12月11日 |
BELL HELICOPTER CANADA 427 |