三菱重工が最新テクノロジーを結集して、独自に開発して作り上げた純国産のツインタービンヘリコプターである。 実験機RP-1で各種テスト、飛行実験、強度試験と様々な実験をこなし、データを集めた。 MH2000は高性能、低騒音、安全性、経済性、居住性を設計目標にしており、メインローターは4枚でテイルローターは10枚のダクテッドファンになっている。 全て国産のコンセプトに基づき、エンジンも国産を使用している。 陸上自衛隊で使用しているOH-1のエンジンで、TS-1をベースに開発したMG-5型(800shp)2基を搭載した。 キャビンスペースは広く、1列4座席を2列配置できる。 登録数は2機(2008年8月末現在)であるが、生産中止のために運用も滅少しており、字宙航空研雰開発機構が観測のために各地をフライトしているのが少ない運用例である。 |
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主要諸元 |
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エンジン | 三菱MG5-100×2 |
メインローター直径 | 12.2m |
テイルローター直径 | 1.10m |
全高 | 3.80m |
胴体全長 | 12.16m |
全幅 | 2.11m |
メインローター面積 | 116.8m2 |
機体重量 | 2,530kg |
最大重量 | 4,500kg |
搭載量 | 1,970kg |
最大速度 | 272km/h |
航続距離 | 730km |
乗員 | 2名 |
乗客 | 8名 |
製造 | 三菱重工業 |
初飛行 | 1996年7月29日 |
MITSUBISHI MH2000 |