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ヘリコプターの部屋 MDヘリコプターズ600N

旧ヒューズ社が開発した369型を改良しMDヘリコプターの技術を駆使したテールローターのない機体である。

ノーターヘリコプターとして520Nを世界に発表し、その更なる改良型がこの600型である。

今までにない形で、テールローターの代わりにメインローターからの排気を圧縮させ噴射することで方向舵の役目を果たしている。

520Nからの改良点は、胴体を76cm延ばしキャビンスペースを広げたところにある。テイルブームも71p延長し、メインローターも5枚から6枚に増えた。

エンジンはアリソン250-C47を搭載し、出力も増加している。

また、操縦性や整備性が向上し、振動、騒音が減少した。

MDヘリコプターの500/600/900シリーズはすべて導入されたが、2008年8月末現在500シリーズは売却された。


主要諸元
エンジン アリソン250-C47×1
メインローター直径 8.4m
全高 2.7m
胴体全長 11.25m
全幅 2.5m
メインローター面積 55.3m
機体重量 952kg
最大重量 1,860kg
搭載量 908kg
最大速度 282km/h
ホバリング限界高度 3,500m
地面効果なし 2,070m
上昇限度 6,100m
航続距離 700km
乗員 2名
乗客 6名
製造 MDヘリコプターズ
初飛行 1994年11月22日


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MD HELICOPTERS 600N