わが国においてタービンヘリコプターの草分け的な存在で今でも多方面に使用されている。 元は、アメリカ陸軍の軽観測ヘリコプターとして開発、競争で敗れたものの、民間向けに再設計して現在にいたっている。 小型で汎用性に優れた機体はセミ・モノコック構造を採用し、不時着時でも破損しにくいように作られている。 初期に生産された206A型はエンジン出力が不足していたためすぐに出カアップした206B型が製作された。 以降、この型が一番多く製造されている。 現在ではジェットレンジャーVが生産されている。 日本では延べ200機以上が輸入され、報道、薬剤散布、人員輸送、警察、海上保安庁などに採用されている。 登録数は7機(2008年8月末現在) |
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主要諸元 |
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エンジン | アリソン250-C20J×1 |
メインローター直径 | 10.17m |
テイルローター直径 | 1.58m |
全高 | 2.91m |
胴体全長 | 8.75m |
全幅 | 1.92m |
メインローター面積 | 81.1m2 |
機体重量 | 661kg |
最大重量 | 1,453kg |
搭載量 | 792kg |
最大速度 | 226km/h |
ホバリング限界高度 | 3,447m |
地面効果なし | 1,769m |
上昇限度 | 6,100m |
航続距離 | 554km |
乗員 | 2名 |
乗客 | 3名 |
製造 | ベルヘリコプター・テキストロン |
初飛行 | 1966年1月10日 |
BELL HELICOPTER CANADA 206B |