旧ヒューズ社がアメリカ陸軍の軽観測ヘリコプターとして開発したOH-6と民間型の500HSが原点である。 いろいろなシリーズが開発され、エンジン出力を増加して高温高地性能を向上させた500Cは、メインローターの枚数を増やし、V字尾翼からT字尾翼に変更、低速から高速までの運動性能を高めた。 また、機首の形状を突き出す形に変更したことにより、キャビンスペースが広がり、操縦席での下方視界が向上した。 国内では、旧エースヘリコプターが数多く購入して、薬剤散布などに使用した。 現在では、国内の薬散需要が減少し、徐々に海外に売却されている。 日本における名称はヒューズ369Eとして国土交通省に登録されている。 登録数は4機(2008年8月末現在)であるが、この他に陸上自衛隊ではOH-6として多数が運用されている。 |
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主要諸元 |
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エンジン | アリソン250-C20B×1 |
メインローター直径 | 8.05m |
テイルローター直径 | 1.40m |
全高 | 2.56m |
胴体全長 | 7.50m |
全幅 | 1.40m |
メインローター面積 | 50.8m2 |
機体重量 | 654kg |
最大重量 | 1,361kg |
搭載量 | 707kg |
最大速度 | 257km/h |
ホバリング限界高度 | 2,591m |
地面効果なし | 1,829m |
上昇限度 | 4,481m |
航続距離 | 515km |
乗員 | 2名 |
乗客 | 3名 |
製造 | MDヘリコプターズ |
初飛行 | 1982年10月22日 |
HUGHES 369E |