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ヘリコプターの部屋 富士/ベル205B

ベル社が開発したベル204のストレッチタイプである。

ベースとなったベル204はアメリカ陸軍の汎用ヘリコプターで、この機体を約40cm延長したものがベル205になった。

軍用からの転用型なので軍用名称を持ちUH-1Dが民間型の205A、UH-1Hが205A-1となる。

205シリーズは機体の耐用年数を延長する目的で設計され、設計段階で富士重工が加わって共同開発になり完成したのが富士/ベル205Bとなった。

エンジンは、高出力のライカミングT53-17Bを搭載し高温高地性能を向上させている。

トランスミッション、メインローター、テイルローター、ハブ機構といったダイナミックコンポーネントは同社の212型のものを流用して対処している。

初期型の205Aよりも航続距離は約370q延び、座席数も11席から15席と4席も増加した。

操縦系の油圧装置は二重化され安全性と運用能力が向上した。

登録数は1機(2008年8月末現在)


主要諸元
エンジン アライドシグナル T53-17B×1
メインローター直径 14.63m
テイルローター直径 2.62m
全高 4.37m
胴体全長 12.70m
全幅 2.64m
メインローター面積 168.0m
機体重量 2,415kg
最大重量 4,763kg
搭載量 2,348kg
最大速度 226km/h
ホバリング限界高度 5,944m
地面効果なし 4,633m
上昇限度 6,097m
航続距離 574km
乗員 2名
乗客 14名
製造 ベルヘリコプター・テキストロン/富士重工轄q空宇宙事業本部
初飛行 1988年6月14日


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FUJI/BELL 205B