スポッターズ的ひこうき写真館                                            ヘリコプター


ヘリコプターの部屋 ユーロコプターSA315

旧シュド・アビエーションがインド空軍の要求によりヒマラヤ山脈でも運航できるヘリコプターとして開発した。

ベースはSE3130アルウエットU型で、機体構造を一部強化し、これにSA316BアルウエットV型の高出力エンジン、ダイナミック・コンポーネントを組み合わせ、高高度での運用能力や機外吊り下げ能力を向上させた。

機体の名称をラマと呼び、インドのヒンダスタン社でもライセンス生産を行っている。

ラマは数々の世界記録を記録しており、1972年6月には12,442mのヘリコプター高度記録を樹立した。

また、このクラスのヘリコプターでは最高の1,135kgの機外吊り下げ能力を有する。

日本では主に山岳地帯で高高度の物資輸送に重宝されている。

登録数は10機(2008年8月末現在)


主要諸元
エンジン ターボメカ・アルツーストB1×1
メインローター直径 11.00m
テイルローター直径 1.19m
全高 3.10m
胴体全長 12.26m
全幅 2.3m
メインローター面積 94.9m
機体重量 1,022kg
最大重量 1,952kg
搭載重量 1,952kg
搭載量 922kg
最大速度 210km/h
ホバリング限界高度 6,096m
地面効果なし 5,800m
上昇限度 7,000m
航続距離 510km
乗員 2名
乗客 3名
製造 ユーロコプター
初飛行 1969年3月17日


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EUROCOPTER SA315