旧シュド・アビエーションがインド空軍の要求によりヒマラヤ山脈でも運航できるヘリコプターとして開発した。 ベースはSE3130アルウエットU型で、機体構造を一部強化し、これにSA316BアルウエットV型の高出力エンジン、ダイナミック・コンポーネントを組み合わせ、高高度での運用能力や機外吊り下げ能力を向上させた。 機体の名称をラマと呼び、インドのヒンダスタン社でもライセンス生産を行っている。 ラマは数々の世界記録を記録しており、1972年6月には12,442mのヘリコプター高度記録を樹立した。 また、このクラスのヘリコプターでは最高の1,135kgの機外吊り下げ能力を有する。 日本では主に山岳地帯で高高度の物資輸送に重宝されている。 登録数は10機(2008年8月末現在) |
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主要諸元 |
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エンジン | ターボメカ・アルツーストB1×1 |
メインローター直径 | 11.00m |
テイルローター直径 | 1.19m |
全高 | 3.10m |
胴体全長 | 12.26m |
全幅 | 2.3m |
メインローター面積 | 94.9m2 |
機体重量 | 1,022kg |
最大重量 | 1,952kg |
搭載重量 | 1,952kg |
搭載量 | 922kg |
最大速度 | 210km/h |
ホバリング限界高度 | 6,096m |
地面効果なし | 5,800m |
上昇限度 | 7,000m |
航続距離 | 510km |
乗員 | 2名 |
乗客 | 3名 |
製造 | ユーロコプター |
初飛行 | 1969年3月17日 |
EUROCOPTER SA315 |