スポッターズ的ひこうき写真館                                               飛行機


旧日本軍 特殊潜航艇「海龍」(後期量産型)

大和ミュージアム 2008年
2014年



「海龍」は世界初の有翼潜水艦である。

水中を飛行機のように自由に潜航・浮上することを目指して開発されたもので、操縦装置も飛行機と同じものを使用していた。

呉海軍工廠などでは潜航実験や研究・開発が行われ、横須賀海軍工廠と海軍工作学校を中心に建造された。

後期量産型では艦首に600kgの炸薬を装備し、両脇に抱えた魚雷発射後、目標の艦艇に突入する「水中特攻兵器」となっていた。

展示されている「海龍」は、昭和20年(1945年)、静岡県網代湾で艇尾部にアメリカ海軍航空機のロケット弾(不発弾)の直撃を受けて沈没し、昭和53年(1978年)5月27日に引き揚げられたものである。


主要諸元
全長 17.28メートル
直径 1.3m
水上速力 7.5ノット
水中速力 9.8ノット
装備 45センチ魚雷2本
頭部爆薬600kg
乗員 2名


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IJA Imperial Japanese Army