福岡の街に市内電車が開通したのは明治43年のことで、以来70年の間拡張し続け、大衆輸送機関の大役を果たしてきた。 展示されている500型電車は、大戦後まもなくから全面廃止の時までの約30年、最も過激な街の変化を見つめつつ走り続けた電車で、相次ぐ路線廃止の中で最後の最後まで休むまもなく多くの人々を乗せ、惜しまれつつも昭和54年2月に任を終えた。 |
主要緒元 |
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製造年月 | 昭和23年4月 | |
製造所 | 日本車輌 | |
定員 | 80人 | |
最大寸法 | 長さ | 11m |
巾 | 2.4m | |
高さ | 4.1m | |
自重 | 14.3トン | |
トラックの種類 | 軸バネ形二軸ボギートラック | |
モーター | 1kw 600V 1個 | |
最大速度 | 28km/h |