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スカイマーク乗員不足で大量欠航

2008年6月2日、スカイマークはボーイング737の機長のうち2名が退職したことにより、同年6月中に運航予定であった1704便のうち約10%にあたる168便が運航できなくなった。

この時点でのスカイマークには40名余りの機長が在籍していたが、そのうちボーイング737の機長は25名であった。

航空会社にとっては、乗員繰りによる欠航は最も避けたい事態ではある為、大手航空会社では常にスタンバイ、要員を設定し不測の事態に備えている。

通常スタンバイ要員は1日あたり2名、1ヶ月で延べ60名が必要とされている。しかしながら、スカイマークでは2007年7月から2008年2月にかけて自社養成のパイロットが相次ぎ機長昇格試験に不合格となったことや、2007年10月から2008年6月にかけてボーイング737の機長が6名退職した事などから充分な要員を確保できていなかった。

さらに2008年6月9日には、7月には292便(全運航予定便の約16%)、8月には173便(全運航予定便の約9%)が欠航する事になると発表した。

監督官庁である国土交通省では、この事態を受け2008年6月に立ち入り検査を行った。

大量欠航したスカイマークのボーイング737型機


JA737K  B737-800
2007.10.13  羽田空港にて撮影


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