スポッターズ的ひこうき写真館 軍用ヘリコプター
アメリカ海兵隊 CH-53D シースタリオン
シコルスキー社製の重量物資輸送用のヘリコプターである。 双発(エンジン2基)の大型輸送ヘリコプターで、メインローターは6枚となっている。 CH-53Dの方がCH-53Eよりも旧式のヘリコプターであるが、CH-53Dを岩国基地にローテーション配備したのは遅く、同時多発テロ以後の2002年からであった。 このときハワイ州カネオヘ(MCBハワイ)をホームベースとするCH-53Dの部隊(海兵大型ヘリコプター隊/HMHの分遣隊)の中から8機を「アジア・太平洋地域の不測の事態に対応するため前線展開する」として、岩国に6ヶ月交替で派遣することになった。 アフガニスタンおよびイラクでの作戦が始まったことによって、普天間基地のCH-53E部隊が不在になることが多いため、海兵隊の輸送任務を担当するヘリコプターを太平洋地域に増やす必要が生じたためである。 派遣先は原則として岩国だが、必要に応じて普天間で活動していることもあるほか、海外遠征(二次派遣)で不在にしていることもある。 多用途ヘリコプターとして使われ、輸送任務を中心に各種作戦にも投入されている。 日本国内のほか、たびたび韓国、フィリピンなどに派遣されるほか、大統領来日時の関係要員輸送などに使われたこともある。 また、佐世保配備の揚陸艦に搭載されることもある。
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