スポッターズ的ひこうき写真館 軍用機
アメリカ海兵隊 MV-22 オスプレイ
多任務用のチルトロータ式軍用航空機で、垂直離着陸および短距離離着陸の両方の機能を有している。 ターボプロップ航空機のような長距離高速巡航機能を兼ね備え、従来のヘリコプターのような任務を果たすように設計されている。 オスプレイは世界初の量産型チルトロータ式航空機で、翼の両端に3枚ブレードのプロップロータ、ターボプロップエンジン、伝動装置室(ナセル)を装備しており、通常はナセルを垂直方向(ロータは水平)にしてヘリコプター式に離着陸する。 MV-22Bは揚陸作戦用の多用途輸送機として開発され、世界で初めて実用化に成功した「ティルトローター機」である。 ヘリコプターのように垂直離着陸が可能で、プロペラを前向きに変更させることによって固定翼機(ターボプロップ機)と同様の機能を持つため、飛行速度が速いのが特徴である。 空中に浮くとナセルが短時間(12秒)で前方に90°回転して水平飛行状態に移行する。 海兵隊では老朽化したCH-46Eの後継機として2005年から配備を進めており、強襲揚陸艦上での運用が本格的に始まった。 これに伴いCH-46Eを運用していたHMM飛行隊は、VMM飛行隊へと部隊名称を変更している。 すでにイラクでの作戦にも派遣されているほか、2010年1月に発生したハイチ地震の際、救援任務に投入された。 普天間の基地移設については流動的ではあるが、現在普天間に配備されているCH-46E部隊の後継機種として配備された。
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