事件事故 2006　陸上自衛隊 AH-1S　墜落

２００６年１１月６日午後３時３０分ごろ、千葉県鴨川市の山中に、訓練飛行中だった陸上自衛隊木更津駐屯地第４対戦車ヘリコプター隊（千葉県木更津市）所属のヘリコプターＡＨ-１Ｓ（73433）が墜落・横転した。

搭乗していた機長の１等陸尉（５３）は、顔面骨折および裂傷、腰椎骨折の重傷で、担架で運ばれ救急車で鴨川市内の病院に搬送された。副操縦士の２等陸尉（２９）も顔面骨折を追ったが、１人で歩いて下山し救急車で同病院へ運ばれた。

事故を起こしたAH-1Sは、３機で洋上艦船との戦闘を想定した対舟艇戦闘訓練中に突然高度を下げて墜落した。
この時、弾薬類などは積んでいなかった。

事故原因はメインローターの回転数低下とされているが、回転数低下の要因についてはエンジンへの異物混入による一時的な不具合と推定される。

ただし、事故後の技術調査に於いては特に異常が見つからなかった。また、パイロットの操縦ミスの可能性は否定されている。