スポッターズ的ひこうき写真館                                               飛行機


チャイナエアライン B737-800 那覇空港で炎上

2007年8月20日午前10時35分頃、那覇空港国際線ターミナル41番スポットで到着直後のチャイナエアラインのB737-800が火災を起こし全焼した。

火災発生時、機内には乗員8人、乗客157人の合計165人が搭乗していたが、全員が無事に脱出でき死傷者はなく大惨事には至らなかった。

事故を起こした機体はチャイナエアライン120便(台北空港→那覇空港)で登録番号はB-18616、製造番号は30175、初飛行は2002年7月11日、チャイナエアラインへの引渡しは2002年7月26日、総飛行時間は1万3,666時間であった。

事故原因は離着陸時に使用する高揚力装置の一つである第5スラットの駆動機構に付随するボルト部品が脱落し、そのボルトがスラット作動時にアームによって押込まれて燃料タンクを突き破り燃料漏れを誘引、エンジン熱によって引火した可能性が高いとされている。

炎上したのは先進的なシステムを持つハイテク機で、操縦の自動化や補完機能が発達し、不具合箇所を自己診断して通報するなど「高知能化」が進んでいる機種であるが、不適切なボルトの取り付けなどといったミスはコンピューターでは見抜く事ができず、依然として人間が防がなければならないことの範疇に属している。

同型機 (事故機はB-18616)


B-18612  B737-809
2006.10.09 中部国際空港(セントレア)にて撮影


トップへ  戻る