スポッターズ的ひこうき写真館 軍用機
アメリカ空軍 E-4B 空中指揮管制機
アメリカ空軍の国家緊急時空中指揮ポスト(NECAP)として採用された。 現在は国家空中作戦センター(NAOC)として活躍中。 NAOCは全面核戦争が勃発した際に、最高指揮官(大統領)を乗せて緊急離陸し空中から全部隊の指揮を行う。 大統領の日常的な移動手段ではなく、とりわけ核戦争など有事の際に国家空中作戦センターとして使われることを想定してため、海中の潜水艦を含む多様なアメリカ軍部隊との通信・指揮能力を備えるほか、核爆発によって生じる電磁パルスから電子機器を守るためのシールドも徹底的に施されている。 就役は1974年で、当初のA型は前任機のEC-135(B707の姉妹機であるC-135の改造機)と基本的に同じ機器を備えていた。 後に能力を強化したモデルがE-4Bで、初期のA型もすべてB型に改修されている。 E-4Bは有事に備えてVC-25で大統領が移動するときには、近くの基地などで待機していることが多い。 空中給油を受ける機能も付加されており、最長で72時間の連続ミッションが可能とされている。 2008年末現在、ネブラスカ州オファット空軍基地の第55航空団第1航空管制指揮飛行隊で運用されていたが、退役予定が2015年となっている。
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