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アメリカ空軍 E-4B 空中指揮管制機


75-0125

73-1676

アメリカ空軍の国家緊急時空中指揮ポスト(NECAP)として採用された。

現在は国家空中作戦センター(NAOC)として活躍中。

NAOCは全面核戦争が勃発した際に、最高指揮官(大統領)を乗せて緊急離陸し空中から全部隊の指揮を行う。

大統領の日常的な移動手段ではなく、とりわけ核戦争など有事の際に国家空中作戦センターとして使われることを想定してため、海中の潜水艦を含む多様なアメリカ軍部隊との通信・指揮能力を備えるほか、核爆発によって生じる電磁パルスから電子機器を守るためのシールドも徹底的に施されている。

就役は1974年で、当初のA型は前任機のEC-135(B707の姉妹機であるC-135の改造機)と基本的に同じ機器を備えていた。

後に能力を強化したモデルがE-4Bで、初期のA型もすべてB型に改修されている。

E-4Bは有事に備えてVC-25で大統領が移動するときには、近くの基地などで待機していることが多い。

空中給油を受ける機能も付加されており、最長で72時間の連続ミッションが可能とされている。

2008年末現在、ネブラスカ州オファット空軍基地の第55航空団第1航空管制指揮飛行隊で運用されていたが、退役予定が2015年となっている。


主要諸元
全幅 59.64m
全長 70.66m
全高 19.58m
主翼面積 511.0m
運用自重 185,976kg
最大離陸重量 36,288kg
燃料重量 185,976kg
巡航速度 523kt
航続距離 11,500km


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