スポッターズ的ひこうき写真館                                           ミサイル関連


航空自衛隊 ミサイル 80式空対艦誘導弾(ASM-1)


三沢

築城

国産の空対艦ミサイルで1973年に開発が開始され、1980年から実用配備された。

発射前に目標の位置がミサイルに内蔵する慣性航法装置にインプットされ、中間飛翔にはこの慣性航法装置を使用して電波高度計により海面すれすれのシースキミング高度を飛翔、その後定められた距離に達すると内蔵するアクティブレーダーを作動させてレーダー反射の最も大きいところに向う。

艦船は相対的に移動速度が遅いため発射時に目標の位置を正確に把握しミサイルをそこに向わせていれば、終末段階でもミサイルのレーダーシーカーの視野内に目標がいると言う考え方に基づく誘導方式となっている。

初期型のASM-1(80式空対艦誘導弾)は最大射程が50kmだったが、発展型のASM-1C(91式空対艦誘導弾)では推進システムの変更により射程が65kmに延伸された。


主要諸元
全長 3,980mm
直径 350mm
翼幅 1.2m
重量 600kg
射程 約40km
開発 防衛省技術研究本部
製作 三菱重工業


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