旧新橋停車場 東京都 港区 東新橋 1-5-3 北緯35度40分00秒 東経139度45分42秒 |
2021年 | ||
○プラットホームの構造 プラットホームは「盛土式石積」という構造で造られている。 両側面の真下には、溝状に地面を掘って基礎石を敷詰め、その上に切り石を石垣のように積んで土留め壁が作られ、内側には土が詰められている。 基礎石には龍野藩坂家・仙台藩伊達家両家屋敷の礎石などが使われた。 切り石は笠石を含め6段あり、地表には笠石を含めた上3段が出ていた。 最下段部分は小口面を揃えて横に並ばせ、2段目から小口面と長手面を交互に並べて積んでいる。 ただし、一律的に小口面と長手面が交互になっているわけはなく、2・3段目では小口面が続く部分もあり、4・5段目では長手面が続く場所もある。 |
○プラットホームの規模 プラットホームの全長は151.5m、幅は9.1mあった。 再現されているのは、駅よりの25mである。 遺跡指定の範囲に残されているプラットホームの遺構は35mである。 |
0哩(ゼロマイル)標識 1870年4月25日、測量の起点となる第一杭が、この地に打ち込まれた。 1936年に日本の鉄道発祥の地として0哩標識と約3m軌道を復元した。 1958年10月14日、旧国鉄により「0哩標識」は鉄道記念物に指定され、1965年5月12日、「旧新橋横浜間鉄道創設起点跡」として国の指定史跡に認定された。 |