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ロケット

栃木県子ども総合科学館
北緯36度30分46秒 東経139度50分18秒
2009年

2021年

展示品は、宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構)により開発されたH-Uロケットの実物大模型である。

H-Uロケットは、日本初の純国産大型ロケットで、1994年から1999年の間に7機が種子島宇宙センターから打ち上げられた。

このロケットは全長50m、外径4m、重量約260tの2段式である。

2t級の衛星を静止軌道(上空約36,000km)へ打ち上げることができるほか、10t級の人工衛星(低高度軌道)、有翼回収機(ホープ)、惑星探査機なども打ち上げることができた。

ロケットエンジンは、推力の大きな第1エンジン(LE-7)と再着火機能を持つ第2エンジン(LE-5AまたはLE-5B)で、ともに液体酸素・液体水素を推進剤としている。

さらに、第1段の推力を補う大型固体ロケット(SRB)が2〜4本装備されている。

誘導システムは、レーザージャイロを用いたストラップダウン慣性誘導方式を採用している。


主要緒元
全長 50m
外径 4m
全備重量 260t(人工衛星は含まない)
誘導方式 ストラップダウン慣性誘導方式
打上能力 2t級の静止衛星


主要緒元


第1段

固体ロケットブースタ

第2段
全長 35m 23m 11m
外径 4.0m 1.8m 4.0m
重量 97.9t(段間部を含む) 140.5t(2本分) 19.7t
推進薬重量 86.3t 118.3t(2本分) 16.7t
推力 86tf(海面上) 318tf(海面上・2本分) 14tf(真空中)
燃焼時間 345秒 93秒 534秒
推進薬種 液体酸素/液体水素 ポリブタジエン系推進薬 液体酸素/液体水素


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