特殊潜航艇「海竜」 |
展示されている艇は、昭和18年海軍中佐浅野卯一郎の着想により、昭和20年4月量産発令と同時に官民多数の建造所で全力をあげ急造本土決戦に備えられた特攻兵器である。 終戦までに230隻が完成し、なお多数建造中であったが一度も使用されなかった。 魚雷2発を下部両側に装着発射することになっているが、一部の艇は魚雷にかわり艇首に炸薬を装備することとし、自動車用機関により量産された前例のない有翼潜水艦であり、軽快に潜航浮上ができた。 |
主要緒元 |
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排水量 | 19.30トン | |
全長 | 17.28m | |
直径 | 1.3m | |
安全潜航深度 | 250m | |
速力 | 水上 | 7.5ノット |
水中 | 10.0ノット | |
航続距離 | 水上 | 5ノット450マイル |
水中 | 3ノット36マイル | |
乗員 | 2名 | |
兵器 | 45糎魚雷2本 又は 炸薬600kg |
IJN | Imperial Japanese Navy |
1st Service School |