「回天」は、人間が魚雷を操縦しながら、目標とする艦艇に体当たりする特攻兵器で「人間魚雷」とも呼ばれていた。 一型、二型、四型、十型などのタイプがあり、実戦投入されたのは「九三式酸素魚雷」を用いた一方のみで、約420基が製造された。 戦没者は搭乗員だけでも100名以上にのぼり、その多くが20歳前後の若者であった。 展示されている「回天」十型は、潜水艦用の電気推進魚雷である「九二式魚雷」を利用し、本土決戦の近距離用に開発されたものである。 |
主要緒元 |
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全長 | 9.0m |
操縦室直径 | 0.7m |
胴体直径 | 0.53m |
全重量 | 2,500kg |
速力 | 8ノット |
航続距離 | 30km |
装備 | 頭部弾頭炸薬300kg |
乗員 | 1名 |
IJA | Imperial Japanese Army |
YAMATO Museum |