スポッターズ的ひこうき写真館 メールマガジン
エアポート出撃ダイアリー #0622 2009年6月19日(金) 羽田空港(出勤前出撃) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■行程 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 0715;羽田空港 0720;機材撤収 0445 起床 0535 出撃 0715〜0720 VIPスポット周辺 0830 出社後そのまま通常勤務 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■コンディション ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 天候;全天ガスっていたが、陽射しがあったので晴れと判定 0700 視程;4km、気温;21℃、風速;5kt(2.6m/s)、風向;060(東北東) 使用滑走路;0715〜0720 RW34R/L ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■幻の収穫 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ フィリピン空軍 要人輸送機 ※フィリピンの要人(グロリア・マカパガル・アロヨ大統領)の特別機とし て飛来していると勘違いした。なお、アロヨ大統領の来日日程は2009 年6月17日(水曜日)〜20日(土曜日)となっている。 ※本日の羽田空港VIPスポットは空です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■フィリピン共和国(Republic of the Philippines)基本データ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○面積;299,404平方キロメートル(島の総数は7,109) ○人口;8,857万人 ○首都;マニラ(人口1,155万人) ○言語;国語はフィリピノ語で公用語はフィリピノ語と英語。この他に80前後 の言語がある。 ○平均寿命;男性67歳、女性73歳 ○識字率 ;92.2% ○軍事力 ・予算;610億ペソ ・兵役;志願制 ・兵力;正規軍11.5万人(司令部/統幕1.1万人、陸軍7.7万人、海軍2.0万人、 空軍1.6万人)予備役13.1万人 ○主要産業 ;農林水産業 ○GNP ;1,863億米ドル ○一人当たりのGNP;1,902米ドル ○経済成長率;4.6% ○物価上昇率;9.3% ○失業率 ;7.4% ○貿易品目 ・輸出:電子・電気機器、輸送用機器等 ・輸入:電子・電気機器、電子部品、発電用重電機器等 ○貿易相手国 ・輸出;アメリカ、日本、中国、香港 ・輸入;アメリカ、日本、シンガポール、サウジアラビア ○為替レート;1ペソ=約2.0円 ○在フィリピン邦人;14,424名 ○在日フィリピン人;202,592名 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■今朝の51番スポット状況 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 欠測 ※出発予定が掲示されているボードをチェックするのをウッカリ忘れた。な お、羽田空港到着時には 既にスカイネットアジアのB737が51番スポットに 駐機していた。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■出撃後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ フィリピンの大統領が来日中であるので、特別機に期待を寄せる。 ところが、昨晩になっても特別機の飛来情報は全く入手できなかった。 フィリピン要人なので空軍機の可能性は低い。でも、ビジネスジェットの確率 は低いが可能性はある。本命はフィリピン航空、最悪の場合はスカ(定期便で の来日)であろう。 空軍機なら昇天、ビジネスジェットなら大喜び、フィリピン航空でもガッツポ ーズ、最悪のスカも覚悟で出勤前出撃に挑んだ。 結果はスカ。 之もまた良し。 スカであろうが何であろうが、自分の目で確かめる姿勢が重要なり。 手間を惜しまず。時間を惜しまず。経費を惜しまず。人生の全てを撮影に賭け る。 なお、この前向きな姿勢がサラリーマン活動においても、ホンのヒトカケラ零 れ落ちていれば、今ごろ中隊長くらいには昇進していたでしょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■エアポート雑記帳 ; 冤罪 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 冤罪に巻き込まれてしまう不安は常日頃から感じている。 その罪名は痴漢 この犯罪は実に性質(たち)が悪い。 被害者と警察・検察は犯罪を立証するのではなく、加害者とされた側が「犯罪 がなかったこと」を立証しなくては裁判で無罪を勝ち取れない。 即ち、痴漢被害者に「この人が触りました。」っと証言されてしまうと、我々 の言い分など関係なく逮捕されてしまう理不尽なシステムになっている。 触ってもいないのに、逮捕されるのは真っ平ゴメン。 自己防衛手段として、満員電車内では以下の施策を実行している。 1.女性の近くには行かない。特に自意識過剰なブスとババアには要注意 2.両腕を胸の前で組んで、如何なる場合にも下には降ろさない。 3.「股間を押し付けた」っと言い掛かりを付けられないように、肩掛け鞄を 襷に掛け自分のムスコをガード これだけしているのでたぶん大丈夫。(だと思う) しかし、不運にも「この人が触りました。」っと言われ、警察に連れて行かれ ると理不尽な取調べが待っている。 否認していると釈放されずに最長23日間拘留されてしまう。 裁判になり、更に否認すると「反省していない」とか言われて実刑になる可能 性が大きい。 一方、触っていなくても「ごめんなさい」っと罪を認めてしまえば数万円程度 の罰金で釈放される。 こんなんでは、幾ら意志が強くても「ごめんなさい」してしまう人が多いであ ろう。(冤罪の成立) 痴漢に関しては、冤罪のケースも多々あるのだろうと感じている。 まあ、極最近になって、最高裁判所でも「被害者の証言だけでは不充分」との 見解が示され物的証拠に基づく、犯罪行為の立証を求める様になりつつある傾 向にはあるものの・・・ 何にしても、痴漢で冤罪になる可能性はあるし 実際、痴漢の冤罪に遭われた方々に対してはお気の毒に思う。 ここで、足利事件を思い起こす。 事件概要;1990年5月12日に、栃木県足利市内のパチンコ店の駐車場から女児 (4歳)が行方不明になり、翌朝、近くの渡良瀬川の河川敷で遺体となって発 見された。 この事件の犯人として、幼稚園バスの運転手であったS家さんが逮捕された。 逮捕の決め手はDNA鑑定であった。 当時のDNA鑑定は導入初期のものであったが、判別制度は800人の中の1人を見 分けられる精度を有していた。 ここで考えたいのは、「足利事件は単なる冤罪として非難されるべきなのだろ うか?」と言うこと。 確かに、警察と検察の取調べは非難される行為なので、当時の担当者を吊るし 上げてボコボコにされても仕方がないと思う。 でも、一部の報道機関では「裁判所は間違った判決を下した。」と報じている。 この報じ方には、同意できない。 何故なら、S家さんも大きな間違いを犯したからである。 警察や検察の密室状態、且つ精神的に追い詰められた状態での自白は仕方がな いにしても 裁判官の前で「私がやりました。」と証言してしまってはいけない。 法廷での証言は全て証拠として取り上げられる事を知らなかったでは済まされ ない。 その後、裁判の進行に伴い否認に転じ 担当弁護士に唆されて(?)、犯行を認める上申書を裁判所に提出 更にその後、再び否認に転じている。 認めたり、否認したり、また認めたり、また否認したり。 尚且つ、「800人に1人」を見極められるDNA鑑定の科学的証拠がある。 こんな状態では、「更生に時間がかかる」とか「反省していない」と裁判官が 判断しても仕方がないであろう。 S家さんも、一人の大人として自分の発言と行動には責任を持つべきであった。 17年半も自由を奪われた方には、酷な言い方かもしれない。 でも、「法廷の場における証言の重さ」に関して、報道機関では何も言わない のが不思議でならない。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■出撃経費 ; 1,240円 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JR東日本(300円)、東京モノレール(940円) バックナンバー(#0601〜#0700)へ とても古いバックナンバーへ トップへ 最新のバックナンバーへ メールマガジン無料登録へ |