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エアポート出撃ダイアリー #0520 2008年5月28日(水) 羽田空港(出勤前出撃)

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■行程
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0630;羽田空港  0755;機材撤収

 0430    起床
 0440    成田空港専用拠点から出撃
 0630〜0710 旧整備場地区でアフリカ開発会議関連機を撮影
 0710〜0725 移動(東京モノレール)
 0725〜0740 第三駐車場の屋上
 0755    モノレールの車窓からの撮影に挑戦
 0850    出社後そのまま通常勤務

※アンゴラのファルコンは手前に海上保安庁機が止まっていて撮影できなかっ
 たので、モノレールの車窓からの撮影に挑戦した。結果はダメダメ。動いて
 いる車窓からの撮影は難易度が高すぎました。


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■コンディション
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天候   ;くもり
0730 視程;10km、気温;20℃、風速;2kt(1.0m/s)、風向;不特定
使用滑走路;0630〜0755 着陸 RW16R、離陸 RW16L


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■収穫
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マダガスカル要人特別機 B737 5R-MRM
     ※旧整備場地区に駐機中

エチオピア要人特別機 B737 ET-ALU
     ※旧整備場地区に駐機中

スーダン要人特別機 その1 IL62 ST-PRA
     ※旧整備場地区に駐機中
スーダン要人特別機 その2 B737BBJ
     ※V1スポットに駐機中

ウガンダ要人特別機 ガルフストリーム 5X-UEF
     ※旧整備場地区に駐機中

アンゴラ要人特別機 ファルコン900 VP-BEG
     ※旧整備場地区に駐機中


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■その他の気になる機体
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日本航空 B767 緑色のエコキャンペーン塗装? 整備地区に駐機中
  ※いつか何処かの空港で出会えることでしょう。


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■マダガスカル共和国(Republic of Madagascar)基本データ
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○面積;587,041平方キロメートル
○人口;1,960万人
○首都;アンタナナリボ(人口は484万人)

○言語;マダガスカル語、フランス語、英語の三つが公用語
  ※2007年4月の憲法改正で英語も公用語とされた。

○軍事力
 ・予算;300百万米ドル
 ・兵役;18ヶ月間
 ・兵力;総兵力約13,500人(陸軍;12,500人、空軍;500人、海軍;500人)
     憲兵隊  8,100人

○主要産業
 ・農牧業;米、コーヒー、バニラ、砂糖、クローブ、牛
 ・漁業 ;えび、まぐろ

○GNI;53億米ドル
○一人当たりのGNI;280米ドル

○総貿易額
 ・輸出; 834百万米ドル
 ・輸入;1,427百万米ドル

○主要貿易品目
 ・輸出;織物、バニラ、甲殻類
 ・輸入;機材、消費財、燃料

○主要貿易相手国
 ・輸出;フランス、アメリカ、ドイツ、モーリシャス
 ・輸入;フランス、中国、イラン、モーリシャス

○通貨;アリアリ
  ※2003年8月まではマダガスカルフラン(FMG)が流通していたが、新通貨
   単位に切り替わった。交換レートは5マダガスカルフラン=1アリアリ
○為替レート;1ユーロ=約2,518アリアリ

○在マダガスカル邦人;129名
○在日マダガスカル人; 42名


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■エチオピア連邦民主共和国(Federal Democratic Republic of Ethiopia)
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○面積;109.7万平方キロメートル
○人口;7,720万人
○首都;アディスアベバ

○言語;アムハラ語、英語
○宗教;キリスト教、イスラム教他

○軍事力
 ・予算;345百万米ドル
 ・兵力;総兵力18.25万(陸軍及び空軍)
   ※エリトリアの独立で内陸国となった為、海軍は廃止された。

○主要産業;農業(コーヒー、メイズ、テフ、ソルガム、大麦等)

○GNI;12,900百万米ドル
○一人当たりのGNI;170米ドル

○総貿易額
 ・輸出;2,101.4百万米ドル
 ・輸入;5,546.1百万米ドル

○主要貿易品目
 ・輸出;コーヒー、チャット、オイル・シーズ
 ・輸入;穀物・穀類、燃料製品、自動車

○主要貿易相手国
 ・輸出;ジブチ、ドイツ、日本、サウジアラビア
 ・輸入;サウジアラビア、アメリカ、中国、イタリア

○通貨;ブル(BIRR)
○為替レート;1米ドル=8.64ブル

○在エチオピア邦人;175名
○在日エチオピア人;277名


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■スーダン共和国(The Republic of the Sudan)基本データ
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○面積;250万平方キロメートル
○人口;3,623万人
○首都;ハルツーム

○言語;アラビア語(公用語)、英語
○宗教;イスラム教、キリスト教、土着宗教

○軍事力
 ・国防費;5.35億ドル
 ・兵役 ;徴兵制(18歳〜30歳の2年間)
 ・兵力 ;約104,800名(陸軍;100,000名、海軍;1,800名、空軍;3,000名)
      人民防衛隊;約17,500名(志願制)
 ・スーダン人民解放軍(SPLA);20,000〜30,000名

○主要産業;農業、林業、畜産業、漁業

○GDP;360億ドル
○一人当たりのGDP;873ドル

○総貿易額
 ・輸出;62.6億ドル
 ・輸入;80.7億ドル

○貿易品目
 ・輸出;原油・石油製品、農産物(主として綿花、胡麻、家畜)、金、アラビア・ゴム
 ・輸入;工業製品、小麦、機械、輸送機材、石油製品

○貿易相手国
 ・輸出;中国、日本、UAE、サウジアラビア、エジプト、イギリス
 ・輸入;中国、インド、サウジアラビア、日本、エジプト、UAE

○通貨;スーダン・ディナール(SD)
○為替レート;1$=約200スーダンディナール(変動相場制)

○在スーダン邦人;  99名
○在留スーダン人;約100名


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■ウガンダ共和国(Republic of Uganda)基本データ
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○面積;24.1万平方キロメートル
○人口;2,990万人
○首都;カンパラ(標高は1,312メートル)

○民族;バガンダ族、ランゴ族、アチョリ族など
○言語;英語、スワヒリ語、ルガンダ語

○軍事力
 ・予算;197百万ドル
 ・兵役;志願制
 ・兵力;約45,000人

○主要産業
 ・農業;鮮魚、コーヒー、紅茶、綿花
 ・鉱業;銅、燐鉱石、タングステン
 ・工業;繊維、タバコ、セメント

○GNI;94億米ドル
○一人当たりのGNI;300米ドル

○貿易額
 ・輸出;8.64億ドル
 ・輸入;17.84億ドル

○主要貿易品目
 ・輸出;鮮魚、コーヒー、紅茶、綿花
 ・輸入;電化製品、穀物、化学製品、石油・石油製品

○主要貿易相手国・地域
 ・輸出;ベルギー、オランダ、フランス、ドイツ、ルワンダ
 ・輸入;ケニア、UAE、中国、インド、南アフリカ

○通貨;ウガンダ・シリング(U.shs)
○為替レート;1米ドル=1,831 U.shs

○在ウガンダ邦人;162名
○在日ウガンダ人;407名


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■アンゴラ共和国(Republic of Angola)基本データ
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○面積;124.7万平方キロメートル
○人口;1,640万人
○首都;ルアンダ(人口は約350万人)

○言語;ポルトガル語(公用語)、ウンブンドゥ語など

○軍事力
 ・予算;15億6,000万ドル
 ・兵役;徴兵制
 ・兵力;117,000人

○主要産業
 ・農業;とうもろこし、フェイジョン豆、砂糖、コーヒー、サイザル麻
 ・鉱業;石油、ダイヤモンド

○GNI;324億ドル
○一人当たりのGNI;1,980ドル

○総貿易額
 ・輸出;241.09億ドル
 ・輸入; 83.53億ドル

○主要貿易品目
 ・輸出;石油、ダイヤモンド、石油製品
 ・輸入;消費財、資本財、生産財

○主要貿易相手国
 ・輸出;アメリカ、中国、フランス、チリ
 ・輸入;韓国、ポルトガル、アメリカ、南アフリカ、ブラジル

○通貨;クワンザ(KZ)
○為替レート;1米ドル=約75クワンザ

○在アンゴラ邦人;25名
○在日アンゴラ人; 7名


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■今朝の51番スポット状況
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今朝の51番スポットの使用状況は以下の通り

スカイネットアジア 71便(定刻;0835、目的地;鹿児島)
全日空      3771便(定刻;0835、目的地;鹿児島)  ※共同運航便


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■出撃後記
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そろそろ疲労の限界か?

思い起こせば、4月の出撃回数は13回
このままのペースで行けば、5月の出撃回数は14回

一月の出撃回数が10回を越えると「かなりの頑張った感」を満喫するが、こ
れが二月連続となると・・・

もっと言うと、4月5月に限ってみれば出撃回数は27回で、ほぼ2日に1回
出撃している計算になるし、地方遠征も多かった。(岡山遠征、高知遠征、11
日間の長期遠征、鳥取遠征)

この他に、3泊4日の試験生産を2回こなしたし、会社では一応 仕事もしてい
る。

体力の限界が近づくのも仕方あるまい。

当然、ホームページの更新は完全に滞っているし、写真の整理もおぼつかない。
家の中は滅茶苦茶になりかけている。

そして最近では目覚ましの音が聞こえなくなってきた。

もともと早起きは習慣になっているので、通常の生活では目覚ましが鳴る前に
目が覚める。

とろこが、今朝は目覚ましコールをスルー。
午前4時起床で午前4時40分出撃の予定であったが、目が覚めたのは午前4
時30分。

つまり出撃予定10分前
かなり焦ったが、「まだ間に合う!」と自分に言い聞かせ、大急ぎで出撃準備
を開始。

何事も最後まで諦めない事が肝心。起床から、僅か10分で出撃。

そして、羽田空港では沢山の特別機と出会えた。
「寝坊」なんて愚かな理由で、これらを撮り逃していたら悔やんでも悔やみき
れないであろう。

幸運な1日となった。


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■エアポート雑記帳 ; アフリカ開発会議
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昨日、今日とアフリカ諸国の要人特別機が多数飛来しているが、「アフリカ開
発会議」とは何ぞや!?

正式名称はTokyo International Conference on African Development(TICAD)

日本が国連(アフリカ特別調整室(OSAA)及び国連開発計画(UNDP))、アフ
リカのためのグローバル連合(GCA)および世界銀行との共催で開催している国
際会議で、アフリカの開発をテーマとしている。

今回が4回目で、開催地は横浜、日程は2008年5月28日(水)〜30日
(金)

アフリカ諸国が日本の援助に期待して、遠路遙々インド洋を渡って来ることは
理解できる。

それでは、何故 日本主催で開催しているのだろうか?

アフリカ諸国を発展させて、新たな製品市場を確保したいのか?
これは難しい。アフリカ諸国で期待できるのはエジプトと南アフリカくらいで、
その他の国はあまりにも貧しすぎる。

国民一人当たりの年間所得が数万円なんていう国がザラなので、容易く日本製
品の新規市場に成長するとは考えにくい。(参考までに、日本の国民一人当た
りの年間所得は400万円程度)

それでは援助を繰り返す事により、アフリカ諸国の資源を狙っているのか?
詳しく調べたわけではないが、アフリカに資源が豊富なイメージはない。

たぶん資源の分布は偏っているので、一部の国には金鉱脈とかダイアモンド鉱
脈とかレアメタル鉱脈があるだろうが、大多数は資源の乏しい国であろう。

もしかして、貧しい国々を人道的観点から援助しているのだろうか?
もし、人道的観点だけの援助であれば、国益に反するので異議を唱えたい。

可哀相ではあるが、貧しい人々を無条件に援助すれば我が首を絞める行為に等
しい。

人口がドンドン増えれば、我々の口に入る食料が減少する。
少なくとも、価格は高騰するであろう。

食料だけでなく、水も資源も配分が減り価格は上がる。

非人道的な考え方なのかも知れないが、私は貧困層を無条件に支援するべきで
はないと考えます。


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■出撃経費 ; 1,998円
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電車(京成+都営地下鉄+京浜急行;960円)、JR東日本(150円)、東京モノ
レール(730円)、Blendy 挽きたてカフェオレ(158円)


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