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エアポート出撃ダイアリー #0467 2007年12月4日(火) 知覧特攻平和会館、鹿児島空港

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■行程
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1030;知覧特攻平和会館  1705;機材撤収

 0435    起床
 0530    宮崎ロイヤルホテル206号室から出撃
 0558〜0812 特急きりしま (宮崎発 鹿児島中央行き)3号車2A(自由席)
 0912〜1030 鹿児島交通バス(鹿児島中央駅→知覧特攻観音入り口)
 1030〜1215 知覧平和公園 (知覧特攻平和会館、ミュージアム知覧など)
 1215〜1238 鹿児島交通バス(知覧特攻観音入り口→喜入)
 1259〜1340 JR九州    (喜入→鹿児島中央)
 1350〜1450 高速バス   (鹿児島中央駅→鹿児島空港)
 1450〜1705 鹿児島空港 展望デッキ
 1740    いり舟ホテルにチェックイン
 1740〜1815 荷物整理、小休止、パソコン設定
 1815〜1845 夕飯へ外出
 1845    全日程終了


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■コンディション
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【知覧】
天候;くもり、気温;12.7℃、風速;3m/s、風向;北西
  ※風向風速および気温は気象庁のアメダス(1200喜入)を基に構成

【鹿児島空港】
天候   ;はれ
1400 視程;30km、気温;11℃、風速;16kt(8.2m/s)、風向;310(北西)
1600 視程;30km、気温; 8℃、風速;13kt(6.7m/s)、風向;340(北北西)
使用滑走路;1450〜1705 RW34


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■展示機材(レプリカを含む)
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【知覧平和公園】
・航空自衛隊 T-3 81-5502
・一式戦闘機 隼
  ※2007年5月12日公開の「俺は、君のためにこそ死ににいく」の撮影に使わ
   れたらしい。

【知覧特攻平和会館】
・特攻機   零戦
・一式戦闘機 隼
・三式戦闘機 飛燕
・疾風


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■出撃後記
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特急きりしま号にて宮崎から鹿児島へ移動した。

鹿児島に行きたい理由は特にないのだが、来週末の目的地「那覇」を目指すに
は「鹿児島から飛んだ方が時間を有効に使える。」と思ったからである。

宮崎→那覇は正午前後に1本/日なので、この便に乗ってしまうと宮崎空港でも
那覇空港でも時間が中途半端になってしまう。

鹿児島→那覇であれば午後6時15分発の便があり、これに乗れば鹿児島空港にて
撮影を終えた後、暗くなってから那覇に向かえば時間を有効に使える。

理由はこれだけなのだが、直接 移動してみると宮崎と鹿児島は全然違う事に気
が付いた。

「これまでの感覚では宮崎と鹿児島は同じようなもの。」と思っていた。

でも実は・・・  鹿児島の方が遙かに栄えている。

駅舎;宮崎駅は平屋立てて小さく改札は人力で行い2ヶ所だけ、鹿児島はデパ
ート併設のビルディングで自動改札機を多数設置

人出   ;宮崎<<鹿児島
街の大きさ;宮崎<<鹿児島
空港の便数;宮崎<<鹿児島

何もかも鹿児島の方が栄えており、「宮崎と鹿児島なんて同じでしょ」という
印象が大きく覆された。

それでは宮崎が鹿児島に勝っているのは???  知事の知名度くらいなのか
な?

宮崎県知事と言えば旧そのまんま東、鹿児島県知事? 知らねぇ〜


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■エアポート雑記帳 ; ゼロ戦のお話
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ゼロ戦のゼロって、なぁに?

零式って漢字で書いてあるが、「ゼロ戦の"0"ってなんだろう?」って疑問を持
ったことはないだろうか。

陸上自衛隊のイベントを見に行くと90式戦車なんてのが展示されていたりする。

零式艦上攻撃機の仲間か?
でも資料館などには××年式ってのが展示されていたりもする。

とても気になったので自分なりに調査してみた。

旧日本軍や自衛隊では兵器が制式化(正式化の誤植じゃないよ)された年号を
取って××式とか××年式って呼ぶのが伝統らしい。

でも年号の基準が元号であったり西暦であったり皇紀であったりと、その時代
により異なっており、さらに旧陸軍と旧海軍での異なっているのでややこしい。

古くは明治時代まで遡ると明治元年〜明治30年までに制式化された兵器は制
式採用年に"年"を付けて「××年式」と呼ばれている。

さらに明治31年〜明治45年に制式化された兵器には"年"を付けずに「××
式」とされた。

大正時代になると明治初頭と同様に制式採用年に"年"を付けて「××年式」と
呼ばれ、この方式は大正元年〜大正15年まで一貫して続けられた。

そして昭和になると皇紀が使用されるようになった。この方式は昭和元年〜昭
和15年(皇紀2586年〜皇紀2600年)でこの期間は皇紀の下2桁を取
って「××式」と呼んでいた。

ここからがややこしい。

昭和15年は皇紀2600年なので下2桁を取ると「00式」となる訳だが旧
陸軍では下3桁を取って「100式」と呼ぶようになり(参考;旧日本陸軍100式
鉄道牽引車;http://airport.world.coocan.jp/page851.html)、旧海軍では下
1桁を取って「0式」とされた。

そして昭和16年から終戦までは旧陸軍・旧海軍とも皇紀の下1桁をとって「×
式」と統一されたのであった。

我々がゼロ戦と呼んでいる飛行機は"皇紀2600年に制式化された兵器"と言
う意味でゼロの由来は皇紀2600年の下1桁のゼロを意味している。

ゼロ戦の正式呼称は「零式艦上攻撃機」

名前の由来を調査すると色々と面白い知識が拡がりますね。

長々と書いてしまったが、一言で言えば「ゼロ戦のゼロとは皇紀2600年の
下1桁のゼロ」を意味する。


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■出撃経費 ; 16,149円
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JR九州(特急きりしま 自由席;3,790円)、JR九州(喜入→鹿児島中央;540円)
鹿児島交通バス(鹿児島中央→特攻観音入り口;920円)、鹿児島交通バス(特
攻観音入り口→喜入;460円)、高速バス(鹿児島中央→鹿児島空港;1,200円)
フルーツサワーメロン(84円)、がぶ飲みミルクコーヒー(150円)、一番搾り
(244円)、本格焼酎さつま国分(404円)、朝食(絶食;0円)、昼食(絶食;
0円)、夕食(生姜焼き定食ご飯大盛+麒麟淡麗350mL×2;997円)、コインロッ
カー(500円)、土産(ご当地キティー 芋焼酎バージョン;420円)、土産(特
攻機キーホルダー;800円)、知覧特攻平和会館(600円)、宿泊代(5,040円)


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