スポッターズ的ひこうき写真館                                          メールマガジン


エアポート出撃ダイアリー #0313 2006.02.11 関西国際空港

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■行程
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0805;関西国際空港  1630;機材撤収

 0540    起床
 0620    臨海ホテル 石津店 325号室 から出撃
 0805〜1630 関西空港展望デッキ「SKY VIEW」
 1750    臨海ホテル 石津店 325号室 へ帰着
 1750〜1805 小休止
 1805〜1840 夕食調達の旅
 1840    全日程終了


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■コンディション
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天候;晴 のち 快晴 15時頃から曇

気温;11.6℃、風速;5.0m/s、風向;西
   ※気温および風速風向は気象庁のアメダス(1200堺市)を基に構成

使用滑走路;0805〜1630 RW24


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■収穫
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スカイマークエアラインズ B737-800 JA737H
上海航空 B757-200F


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■その他の主な飛来機
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ユナイテッドパーセルサービス MD-11F
中国南方航空         A319


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■関空ターミナル内のローソン移転
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関空駅構内にて230円で売っている発泡酒であるが、関空ターミナル内のローソ
ンでは211円にて手に入る。

僅か19円の差ではあるが、わざわざローソンにまで足を伸ばす惨めな私。

そんなことはトモカク、これまで関空ターミナル内のローソンは地下通路の奥
の方に在り極めて分かり難い立地であった為、一般旅行者の利用率は低かった
ように思う。

そんなローソン"関西国際ターミナルビル店"が"関西国際空港店"となり2005年
12月19日から2階北側に移転した。

これにて一般旅行客の利用率UP!っと行きたいところではあるが、またまたチ
ト場所が悪い。

華やかな受付カウンターから遙か離れた隅の一角。大丈夫か?


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■出撃後記
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毎度毎度のことではあるが、出張は出発直前まで日程が確定しない。
特に今回は"中止説"や"延期説"さらに"予定通り説"まで飛び交い情報が錯綜し
た。

日程が流動的なことは「週末最優先主義」の私にとっては極めて迷惑な話では
あるが、¥を貰っているので大ッピラに抗議することもできず成り行きに任せ
ることにした。

結局のところ、1日遅れで大阪出張が決行されることになったのは出発前日の
業務終了後。

決定;木曜夜に東京から大阪に移動
   金曜日に大阪にて業務で以後解散

つまり、土日は(当たり前の話だが)自費にて関空遠征が可能となる。
が! 時、既に遅し。

遠征用の主力撮影機材は千葉の実家に起きっぱなしなので、日程的に取りに帰
ることは不可能。

それでも、ありとあらゆる状況に対応するべく用意周到な性格。

「こんなこともあり得るな」って予感していたので一眼レフタイプのデジカメ
ボディと望遠ズームレンズ、予備バッテリーだけは携帯していた。

自分で自分を誉めてあげたいナイスプレイ!

必要最小限の装備で航空無線もバックアップ機材も雨具も何にも持っていない
が、とにかく関空にて撮影を楽しんだ。

偶には、こういう出撃も新鮮な気分になれて良いのかもしれない。


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■エアポート雑記帳 ; 写真革命
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カメラオブスキュラ(巨大なピンホールカメラ)の原理はアリストテレス(BC
384〜BC322年)の時代から知られていたとは言え、硝酸銀の感光性が発見され
たのは1725年のことである。

つまり、カメラ(フィルム)の原理が発明されてから300年くらいしか経ってい
ないのである。

写真の第一世代を湿式と考える。
この第一世代ではガラス面に塗布された硝酸銀が湿っている間に撮影と現像処
理を行う必要があった。
即ち、写真を撮影するには技師が"その場"で湿式フィルムを作りその場で撮影
して現像まで一連の処理を施す必要性があったのである。

写真の第二世代は乾式撮影いわゆる乾板であろう。
濡れている間に全ての処理を施す必要性がなくなり、乾板を現場に持ち込んで
撮影後にゆっくりと現像処理すれば良くなった。これだけでもかなりの進歩だ。

写真の第三世代はパトローネ入りフィルムの発明であろう。
それまでガラス板を使っていたため重いし丸めることができなかったが、フィ
ルムシートをベースにすることにより軽量かつパトローネに詰めることにより
省スペースと防光性を確保できたことは大発明に違いない。

さて、それでは写真の第四世代は?

十年くらい前にAPS(Advanced Photo System)が提唱されたことがあった。
企画側が提唱していた、このAPSのメリットとは・・・

メリット1.フィルムの簡易装填
パトローネ方式ではフィルムを入れるのが難しいので装填が簡単で巻き戻しの
要らないカートリッジ式に変更する。

メリット2.カメラの小型化
パトローネ方式ではカメラの小型化に限界があるのでカートリッジをより小型
化してカメラ本体を小さくする。

メリット3.フィルムの途中交換を可能にする
パトローネ方式では撮影途中のフィルムの入れ替えができないが、いつでも取
り出せて尚かつ続きが使えるように撮影情報をフィルム側に記録する。

メリット4.プリント失敗の撲滅
ネガカラーからプリントをすると撮った時の色とぜんぜん違うことがあるので、
撮影情報をコマごとに記録させプリントの精度を向上する。

メリット5.現像
写真屋さんまで出しに行くのが面倒で待つのが面倒くさい。コンビニ等に10分
程度で終わる専用現像機を設置する。

メリット6.不要な写真をプリントしない。
ネガカラーの同時プリントでは不要な写真までプリントしてくるので、現像前
にインデックスプリントで確認・選択できるようにする。

私は、APSが提唱された当時から既に写真好きであったので、それなりに知識
があったのだが上述のメリットを聞かされてもピンとこなかった。

即ち、どれもこれもパトローネ方式の延長上で"革命"ではない。

写真の発明           驚く
湿式→乾式           驚く
乾式→パトローネ方式のフィルム 驚く
Advanced Photo Systemの出現   アッソッって感じで驚かない

こんな私の直感は的ハズレでもなかったらしく、最近APS方式は殆ど目にしなく
なった。

ここで新ためて、「写真の第四世代は?」と考え直してみれば、それはデジタ
ルカメラであることに間違いない。
そしてAPSで提唱された全てのメリットを備えている。

急速に進んでいる写真デジタル化の波。

私もサブ機としてデジタルカメラも使用しているが、あくまでも主力はフィル
ム(ポジ)方式のカメラ。

アナログな私はデジタルカメラの台頭とフィルムカメラの衰退が気がかりでな
らないが、そんな折りコニカミノルタとニコンがフィルムカメラ市場からの完
全撤退と大幅縮小が発表になった。

幸いなことに私の愛機達はキャノン製であるので、まだ生産は続くようだが心
配でならない。

もしかしたら、次回のカメラ買い換え時期(10年後を予定)には一眼レフタイ
プですら、銀塩写真タイプの機種は一般市場から姿を消しているのかもしれな
い。


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■出撃経費 ; 8,697円
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南海電鉄(1,520円)、バス(200円)、朝食(納豆定食;350円)、夕食(塩つ
け麺+ピリ辛すじマヨ丼;1,300円)、カフェオレ(110円)、フルーツサワー
メロン(84円)、発泡酒(633円)、宿泊代(4,500円)

※ここ1年くらいで大阪出張が急激に増え、昨年5月、7月、9月、11月に続いて
 の大阪訪問となっている。その度に関空遠征を絡めてそれなりに大阪を楽し
 んでいるのだが、夜は夜で食い倒れの街を嗜む。そうは言っても、それほど
 遠くまで足を運ぶことはできないので近場ですますのだが、ホテルから徒歩
 3分くらいの所に塩ラーメンの旨い店があるので、大阪出張の度に食している。
 関西地方では有名なラーメン屋らしいので店員さん達もかなり気合いの入っ
 た人ばかり。
 そんな店員さん達の中に若い娘が一人いて、仕事に一生懸命な姿は評価でき
 るが化粧が濃い。
 極長の付けマツゲにマスカラ天こ盛り。「お前、ラーメンの中にマスカラ落
 ちてない?」って聞きたくもなるような容姿であった。
 毎回毎回、気にはなっていたが本日変身完了。マスカラが付いていないばか
 りか薄化粧になっているではないか・・・
 「そこのお嬢さん、厚化粧よりも今の方がずっと可愛いですよ。」と心の中
 で囁いた。
 我々のようなオジサン達からすれば若い娘は薄化粧の方が好感を持てますね。
 女性は年齢を重ねれば嫌でも厚化粧をせざるを得ないのですから・・・


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