JAXA相模原キャンパス(初訪問) 神奈川県 相模原市 中央区 由野台 3-1-1 北緯35度33分31秒 東経139度23分42秒 |
2024年 |
Mロケットの開発は、4段式のM-4S型に始まり3段式のM-3C型、M-3H型、M-3S型、M-3SII型と順次性能向上をはかった。 M-3SII型は、中型科学衛星あるいh惑星探査機打上げを目的として開発したもので、第1、2段ならびに補助ブースタに飛行制御機能を備えている。 1985年1月8日、M-3SII-1号機により試験探査機「さきがけ」(重量138kg)を太陽周回軌道へ投入することに成功した。 |
M-3SIIロケットは、惑星間空間に探査機を打上げる能力を持ったロケットで、その初仕事は1985年に打ちあげられた「さきがけ」「すいせい」の2機の探査機によるハレー彗星の探査だった。 その後、X線天文衛星「ぎんが」(1987年)、磁気圏観測衛星「あけぼの」(1989年)、工学実験探査機「ひてん」(1990年)、太陽観測衛星「ようこう」(1991年)、X線天文衛星「あすか」(1993年)を打上げ、日本の宇宙科学の発展に大きな力を発揮した。 この後、より能力の高いM-Vロケットに引き継がれた。 |