スポッターズ的ひこうき写真館                                               軍用機


アメリカ海兵隊 AV-8B+ ハリアーII



164148

165383

165398

165419

165421

165426

165570

165583

165592

#06
隊長指定機
165398





海兵隊が装備する垂直・短距離離陸V/STOL攻撃機で、イギリスが開発したハリアー攻撃機の発展型AV-8Aをさらに強化したのがAV-8Bである。

主翼など複合材を多用し、機首にはミサイルや誘導爆弾をテレビ・レーザーで誘導する角度速度爆撃システムを装備しており正確な爆撃が可能である。

短距離・垂直離着陸(SVTOL)機能を有し、強襲揚陸艦からの運用が可能な攻撃機で、アメリカ軍では海兵隊だけが運用している。在来型のAV-8B、ナイトアタック型のAV-8B(NA)、レーダー搭載型のAV-8B Plus(ハリアーUプラス)が存在する。

在来型のAV-8Bは現在では運用されていない。

通常は岩国基地に約6ヶ月間のスケジュールでアメリカ本土(アリゾナ州MCASユマまたはノースカロライナ州MCASチェリーポイント)から1個飛行隊のデタッチメント(det/8機程度の分遣隊)が派遣されるが、在沖縄海兵隊・第31海兵遠征部隊(31MEU)の指揮下で活動するときは嘉手納基地に展関することが多い。

佐世保基地に配備されている強襲揚陸艦エセックスの艦上で運用する際は、CH-46EやCH-53Eなどのヘリコプター部隊とともに活動するため、HMM部隊(海兵中型ヘリコプター飛行隊)に編入される。

これまで岩国や嘉手納にはAV-8B(NA)とAV-8B Plusの機体が混成で派遺されることが多かったが、AV-8B Plusに改修される機体が増えているため、AV-8B(NA)の飛来は少なくなってきた。


主要諸元
全幅 9.25m
全長 14.55m
全高 3.56m
主翼面積 21.4m
自重 6,744kg
最大重量 14,515kg
最大速度 1,065km/h
戦闘行動半径 1,100km
航続距離 3,243km
乗員 1名
兵装 空対空ミサイル
空対地ミサイル
ロケット弾
爆弾
機関砲ポッド
エンジン RR.F402-RR-408×1
原型方初飛行 1978.11.09


トップへ  戻る


USMC United States Marine Corps McDonnell Douglas/BAe AV-8B Harrier II