煙室扉(レプリカ) |
プレートは「59618」となっているが「59690」の煙室扉である。 |
火夫の像 根室本線最大の難所である狩勝峠は明治35年に着工、明治40年に完成したが、以来60有余年に亘り酷暑や風雪厳寒と戦い旅客貨物の輸送路線の保守に当たり道東の経済と文化の発展に貢献した、これら隠れた人々の努力は今も忘れることはできない。 この狩勝峠は1,000分の25の急勾配で頂点には954mの魔のトンネルがあり補助機関車をつけた列車は40分で1トンの石炭を投炭しトンネルに入るや運転室の中は摂氏55℃前後となり、逆まく煤煙と熱気に息をつまらせ濡れ手拭いで顔を覆い通過したと言われている。 この像は、当時の火夫(機関助士)の投炭の姿を再現したものであり、台座にはめ込んだ機関車の前の部分は大正10年8月同線の輸送力増強のため配置された9600型機関車の1号機であるとともに北海道行啓の摂政宮殿下(平成天皇)のお召列車を牽引した由緒ある機関車の煙室戸の複製である。 |