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マレーシア航空 B777-200ERが撃墜され墜落

2014年7月17日、乗客乗員298人を乗せてオランダのアムステルダムからマレーシアのクアラルンプールに向かっていたマレーシア航空17便(B777-200ER)が、ウクライナ東部で親ロシア派の地対空ミサイル「ブーク」により撃墜された。

乗員15人と乗客283人の合計298人全員が死亡した。

同機にはオーストラリアのメルボルンで開催される第20回国際エイズ会議に出席する予定の乗客などが搭乗しており、国籍別の内訳はオランダ人が192名、マレーシア人が44名、オーストラリア人が27名、インドネシア人が12名、イギリス人が10名、ベルギー人とドイツ人が各4名、フィリピン人が3名、カナダ人とニュージーランド人が各1名で、日本人は搭乗していなかった。

事件当時、ウクライナ航空当局は高度3万2,000ft以下の空域を閉鎖していたが、マレーシア航空機が飛行していた3万3,000ftは開放されていた。

地対空ミサイル「ブーク」は高度6万6,000ft以上の目標も撃墜可能とされている。

軍用機同士であれば、敵味方識別装置(IFF)を使用しての識別が可能であるが、民間機相手では目視での識別しかなく、誤認の余地も大きくなる。

この事件は、マレーシア航空機を狙ったわけではなく、たまたまマレーシア航空機にミサイルが発射されてしまった可能性が大きい。

事故機(9M-MRD)


9M-MRD  B777-2H6/ER
2013.12.29  成田国際空港にて撮影


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