占領下の進駐軍より返還された車両台枠を改造した特急用食堂車である。 軽量客車ナ八10系の車体構造を活かし、定員増をはかり、冷房装置、4人掛けテーブルなど、以後造られた食堂車の基本となった車両である。 展示されている車両は、昭和初期の2等寝台マロネ37に始まり、マハ47、マハネ37、マ八ネ29、マハ29等と、実に7回も名称を変えている。 食堂車として活躍した後、昭和49年に電気機関車用教習車として改造されたオヤ17 1から復元され、その時の計器類は現在も車内に残されている。 |
主要緒元 |
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台車 | TR53 |
製造 | 昭和10年 |
製造所 | 川崎車輌 |
廃車年月 | 昭和62年2月 |
全長 | 20.0m |
自重 | 31.3t |