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アメリカ空軍 F-22Aが訓練中に墜落

2010年11月16日19時40分頃、JBエルメンドルフ・リチャードソンの北方約160km地点で第3航空団(3WG)、第525戦闘飛行隊(525FS)のF-22A 1機が墜落した。

墜落地点はレスキューチームにより翌日発見されたが、現場からエジェクションシートやサバイバルキットなどの破片が発見され、パイロットのジェフ・ハニー大尉は機体から脱出できないまま死亡したと判明した。

この事故で問題となったのは、広範囲にステルス機特有の特殊材料が散乱してしまったことであった。

材質の機密が漏れることもさることながら、特殊材料の中にはガスを含んだ物や可燃性の物、触っただけで皮膚に炎症や発疹を起こす物が含まれているとのことであった。

破片の回収は、2週間かけて徹底的に行われたが、雪解けなどにより予期せぬ場所から発見される可能性も懸念されたことから、基地側では住民への厳重な注意を呼びかけた。

なお、F-22AによるクラスAミシャップ(乗員死亡、機体全損)は、2009年5月25日にエドワーズ空軍基地で起きた第412試験航空団(412TW)の事故に続き2回目となった。

同型機(事故機の機番は不明)


03-4055  F-22A
2009.03.16  嘉手納基地にて撮影


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