スポッターズ的ひこうき写真館                                              ロケット


ロケット

名古屋市科学館
愛知県 名古屋市 中区 栄 2-17-1
北緯35度09分53秒 東経136度54分00秒
2023年 H-UB
日本実験棟「きぼう」

【H-UBロケット】
H-UBロケットは国産の大型ロケットで、液体燃料を使った2段式のエンジンにより、約16.5トンまでの物を上空約400kmの国際宇宙ステーションの軌道へ投入することができる。

展示されている大部分は実物と同じ構造の試験機である。

第1エンジン部、第1段液体水素タンク、第1段中央部、段間アダプター、フェアリングが開発試験で用いた実機である。

残りの部分は実際のロケットを参考に製作されている。

水素タンクは切断してあり、内部構造を見られるようになっている。

実物のロケットの全長は57mなのに対し、提示されているのは約50mとなっている。

【船内実験室「きぼう」】
「きぼう」の船内実験室では、重力がほぼゼロのため、空間を有効に活用することができる。

上下左右の4方向に「ラック」と呼ばれる棚が合計23台搭載され、円周上に隣り合うラックの隙間には「スタンドオフ部」と呼ばれる個々のラックに繋がる配管や配線が通る空間が確保されている。

23台のラックのうち、12ラック分は、実験装置と電気などを供給する実験支援機器が搭載された「実験ラック」に割り当てられ、残りの11ラック分はロボットアームの操作を行ったり、「きぼう」のデータを地上とやり取りする衛星間通信システムの機器が収納された「システム機器搭載ラック」に割り当てられている。

全てのラックが収められると船内通常作業空間(キャビン)の広さは、縦横約2.2mの正方形となる。

「きぼう」では、地上の100万分の1ほどの微小重力や、高真空、宇宙放射線などの地上では容易に得ることができない環境があり、その環境を利用することにより、極めて広範囲にわたる分野の研究や実験、観測などが行われている。

船内実験室では、流体実験ラックを使用して「氷結晶成長実験」が行われた。

地上と違い、温度差による対流や重力の影響をほとんど受けない微小重力環境では、その成長メカニズムを調べることができる。

この知見は材料を作る上で重要な結晶成長の仕組みや周辺の対流現象を把握することにより、新たな材料を作る為の基礎的なメカニズムの解明を目指している。

また、生物が長期間の微小重力環境によって、どのような影響を受けるかを調べている。

例えば、植物の細胞壁の変化を調べ、植物が地上で成長するメカニズムを理解することにも繋がっている。


トップへ  戻る