可変ピッチプロペラ
| 東海大学海洋科学博物館 静岡県 静岡市 清水区 三保 ２３８９ 北緯35度01分07秒 東経138度31分06秒 |
２０２３年 |  |
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| 平成１３年度より、国土交通省のプロジェクトとして、高効率な電気推進システム、二重反転プロペラ型ポッド推進器などの革新的な技術により、環境と人にやさしい次世代内航船（スーパーエコシップ）の研究開発が実施された。 スーパーエコシップの大きな特徴の一つは、自由自在な操船を可能にするポッド推進器である。 ポッド推進器とは、繭（pod）型の容器の中にモーターを収納した推進器のことで、推進器全体が水平に３６０度自由に旋回可能となっている。 そのため、真横移動、その場旋回など通常の船にはできない動きが可能となる。 展示されているポッド推進器は、海上技術安全研究所がナカジマプロペラ等と共同で開発したものである。 逆方向に回転する２枚のプロペラを直列に配置した二重反転プロペラを採用し、従来のプロペラよりも１０％以上の効率向上を得ることができ、環境に優しい推進器である。 二重反転のプロペラを構成するため、電動機２台を直列に内装した世界初の機構となっている。 この展示されているポッド推進器を用いて、造船所ドッグ内で実機試験を行い、性能･信頼性を評価した。 |
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