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航空自衛隊 F-2 脚の収納事故

2010年8月24日 午前9時54分頃、学生訓練を終了して松島基地に着陸したF-2が、滑走路を開放した後、誘導路上において主脚と前脚が突然機体に収納され、左翼が地面に接触するという事故が発生した。

航空自衛隊では直ちに事故調査委員会を設置し、調査官を現地に派遣、調査を進めるとともにF-2による飛行訓練を見合わせた。

搭乗者2名に負傷などはなかった。

2010年4月にも岐阜基地と三沢基地において、2件の同様の事故が発生しているが航空自衛隊ではエンジン始動時に起こったこれらの事案とはケースが異なるとしている。

調査の結果、操縦席の脚ハンドルが完全に下りていなかった、前席と後部席の脚ハンドル系統に不具合が生じた、などの原因を挙げた。

その後、脚系統に重点を置いた航空機の点検と安全教育を実施し、2010年8月27日午後5時30分からF-2による飛行訓練を順次再開した。

同型機(事故機の機番は不明)


53-8533  F-2A
2008.12.14  那覇基地にて撮影


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