スポッターズ的ひこうき写真館                                               飛行機


L-5E 535025

スチンソンL-5E

535025
2002年
2010年
2019年

自衛隊の前身、保安隊で使用されていた連絡機。

1941年に設計され、第2次世界大戦末までに3,282機つくられた。

第2次世界大戦では、アメリカ陸軍の連絡・観測機として第一線部隊で使用された。

最前線近くの狭い飛行場でも離着陸することができたため、前線部隊の貴重な空からの目として活躍した。

主翼は木製羽布張り、胴体は鋼管溶接羽布張りと旧式の機体であるが、頑丈で操縦性に優れ、担架1個を搭載して負傷者を輸送することができた。

日本には1953年にアメリカから35機供与され、パイロットの養成に使用された。

戦後の航空部隊の再建に活躍したが、老朽化のため1956年に使用が打ち切られた。


主要諸元
制作 スチソン エアクラフト
用途 連絡機
翼幅 10.37m
全長 7.36m
自重 668kg
全備重量 1,021kg
最大速度 206km/h
巡航速度 145km/h
航続距離 430〜640km
実用上昇限度 4,820m
乗員 1名
乗客 1名


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535025 Stinson L-5E
TOKOROZAWA AVIATION MUSEUM