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ユナイテッド航空 B747-400 成田空港で第1エンジン排気口から火災が発生

ユナイテッド航空B747−400(N179UA)は、1998年5月12日、定期801便として、成田空港から香港啓徳国際空港へ向けて飛行のため、成田空港のスポットからプッシュ・バックした直後に第1エンジン排気口から火災が発生し、18時12分ごろ、脱出用スライドにより緊急脱出が行われた。

同機には、乗客365名及び乗務員20名が搭乗していたが、この緊急脱出の際、乗客4名が重傷を負い、乗客19名及び客室乗務員1名が軽傷を負った。

本事故は、第1エンジン始動時に、同エンジン排気口からトーチング(火災)が生じ、これを客室乗務員の一人が機外火災と判断して、乗務員相互の意思疎通がとれないまま緊急脱出アラームを作動させ、それにより緊急脱出が行われた際、脱出用スライドを滑り降りた乗客及び客室乗務員の一部が負傷したことによるものと推定される。

事故機(N179UA)


N179UA  B747-422
2002.02.19  羽田空港にて撮影


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