スポッターズ的ひこうき写真館                                                艦船


海上自衛隊 ヘリコプター搭載護衛艦 しらね型

「しらね」
1977.02.25 起工
1978.09.18 進水
1980.03.17 就役

DDH143
「くらま」
1978.02.17 起工
1979.09.20 進水
1981.03.27 就役

DDH144

4次防で計画された「はるな」に続くヘリコプター搭載護衛艦である。

ヘリコプター3機を搭載する艦艇は、世界的にも珍しい存在である。

「はるな」型の運用実績を踏まえ、各部に改良が加えられている。

特に、艦内スペースの効率利用から煙突が前後2本に分割されているのは、外観上の大きな相違点である。

指揮管制を完全にコンピュータ処理できるシステムを搭戴しているので、システム艦とも呼ばれている。

近距離対空ミサイル搭載の関係から、対空レーダーには国産の三次元レーダー(OPS12)が搭載されている。また、曳航式アレーソナーシステムTASS(Towed Array Sonar System)を装備している。

海上自衛隊の艦載ヘリコプターは搭載艦個別の所属機ではなく、陸上基地航空隊のもので作戦時は出港後に航空基地より各艦に派遺される。

艦名の「しらね」は、南アルプス「白根山」に因んで命名されている。二番艦「くらま」は「鞍馬山」に由来する。

DDHとはHelicopter Destroyerの意味


主要諸元
全長 159m
全幅 17.5m
喫水 5.3m
深さ 11.0m
速力 32kt
基準排水量 5,200t
満載排水量 6,800t
乗員 350名
主要兵装 127mm単装速射砲×2
シースパロー8連装発射機×1
CIWS・20mm機関砲×2
アスロック8連装発射機×1
3連装短魚雷発射機管×2


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JMSDF Japan Maritime Self Defense Force Helicopter Destroyer