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ヘリコプターの部屋 救難ヘリコプター 川崎重工KV-107U

KV-107Uは製造ライセンスを日本の川崎重工が取得して生産を開始、三自衛隊で共通して採用された最初のヘリコプターである。

航空自衛隊が採用したのは1967年と最も遅く、1990年2月26日に最終号機をデリバリーするまで23年という長期にわたって調達が続けられた。

空自のKV-107Uは、着水時の安定性を高めるため外側に張り出した円筒形のスポンソンタンクや、ステアリング可能なサーチライト、救助用ホイスト、目視捜索用バブルウインドウ、定位置におけるホバリングを容易にするためのSAS(安定性強化装置)などを備えるのが特徴で、同時期に導入されたMU-2Sとコンビを組むことにより効果的な捜索救難活動を行うことが可能となった。

1991年には後継機UH-60Jの導入が開始されたため古い機体から用廃が進められ、すでに全機リタイアの日も近い。


主要諸元
エンジン CT58-IHI-110-1ターボシャフト×2
メインローター直径 15.2m
全高 5.1m
全長 25.4m
胴体長 13.6m
機体重量 5,500kg
最大速度 266km/h
航続距離 1,000km
乗員 5名
収員 26名
製造 ボーイング(旧バートル)/川崎重工業


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