| シコルスキー社が軍用のUH-60Aの開発で蓄積した技術を民間用に再開発したツインタービンヘリコプターで、高級感あふれるビジネス機に仕上がっている。 メインローターはUH-60Aをスケールダウンさせたものを使用している。 1978年に発表されたS-76Aは、エンジンにアリソン250-C30を搭載。 その後エンジン出力を増加し、換気装置や整備点検用窓を増やしたものがS-76AマークU。 その他にも、PWC・PT6B-36Aに載せ換え、トランスミッション出力を増やし、高湿高地性能を向上させたS-76B、アリエル1Sに載せ換えホバリング性能、巡航性能、燃費を向上させたS-76Aプラス、エンジン出力を強化したアリエル1S1を装備し搭載量と航続距離を向上させたS-76C、S-76Cの出力を更に上げ、アリエル2S1を搭載してCRTの計器を採用したS-76Cプラスがある。 登録数は21機(2008年8月末現在) |
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主要諸元 |
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| エンジン | ターボメカアリエル2S1×2 |
| メインローター直径 | 13.41m |
| テイルローター直径 | 2.44m |
| 全高 | 4.41m |
| 胴体全長 | 13.21m |
| 全幅 | 2.13m |
| メインローター面積 | 141.1m2 |
| 機体重量 | 3,140kg |
| 最大重量 | 5,307kg |
| 搭載量 | 2,167kg |
| 最大速度 | 287km/h |
| ホバリング限界高度 | 1,768m |
| 地面効果なし | 655m |
| 上昇限度 | 3,871m |
| 航続距離 | 850km |
| 乗員 | 2名 |
| 乗客 | 13名 |
| 製造 | シコルスキーエアクラフト |
| 初飛行 | 1977年3月13日 |
| SIKORSKY S-76 |