| カマン社が開発した交差反転式のメインローターを装備する機体である。 「いかに乗客を多く乗せることができるか?」が各メーカーにとって開発段階の重要なポイントになっているが、このK-1200ヘリコプターは1人乗りである。 メインローターは同社が得意とする2軸交差反転式を採用している。 V字型マストの配置は、機体正面からX字に交差しているように見える。 二重反転式と同じでテイルローターを省略でき軽量化になっていて、エンジンのパワーロスがなく、すべてのエンジン出力がメインローターに伝わる。 K-1200は乗客より貨物運搬を重視しているため、重量物を吊り下げて運搬するように設計されており、低高度では2,720kg、高度2,400mで2,270kgの吊り下げ能力を持つ。 日本では山奥で伐採した木材の運搬などに用いられている。 登録数は3機(2008年8月末現在) |
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主要諸元 |
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| エンジン | アライドシグナルT53-17A×1 |
| メインローター直径 | 14.73m |
| 全高 | 4.24m |
| 胴体全長 | 15.85m |
| 全幅 | 3.6m |
| 機体重量 | 2,178kg |
| 最大重量 | 5,216kg |
| 搭載量(吊り下げ重量) | 3,038kg |
| 最大速度 | 185km/h |
| ホバリング限界高度 | 9,997m |
| 地面効果なし | 7,620m |
| 上昇限度 | 7,925m |
| 航続距離 | 741km |
| 乗員 | 1名 |
| 乗客 | 0名 |
| 製造 | カマン・エアクラフト |
| 初飛行 | 1991年12月23日 |
| KAMAN K-1200 |