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ヘリコプターの部屋 ベル・ヘリコプター・カナダ214ST

ベル214Bを大型化し双発化したモデルである。

革命前のイランからの要請で開発したが、イラン革命によって契約が破棄された。

当初STは<Stretch Twin>だったが、現在では<Super Transport>と呼ばれている。

機体は、214Bをストレッチさせキャビンスペースの増加を図り、胴体幅も広げたため2枚ローターヘリコプターとしては世界最大級となった。

着陸装置はスキッド式もしくは三輪車式が選択できる。本機はオイルリグ支援飛行等に適応するよう自動安定装置、自動操縦装置が取り付けてあり、ノーズ部に膨らみを持たせ航法装置等も充実させ、夜間を含む全天候運航能力を持っている。

今までに日本国内に3機輸入され、2機は三輪車方式で残り1機がスキッド式になっている。

登録数は1機(2008年8月末現在)

国土交通省で災害現場視察や人員の輸送に使用している。


主要諸元
エンジン GE CT7-2A×2
メインローター直径 15.85m
テイルローター直径 2.95m
全高 4.75m
胴体全長 14.97m
全幅 2.83m
メインローター面積 197.2m
機体重量 4,378kg
最大重量 7,938kg
搭載量 2,700kg
最大速度 259km/h
ホバリング限界高度 1,951m
地面効果なし 1,372m
上昇限度 9,072m
航続距離 807km
乗員 2名
乗客 18名
製造 ベルヘリコプター・テキストロン
初飛行 1977年2月


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BELL HELICOPTER CANADA 214ST