| R22シリーズで成功を収めたロビンソン社が1986年に発表した4人乗りのヘリコプターである。 開発のべ一スになったのが自社のR22で、全長を約2.7m延ばしてキャビンスペースを広げ、乗客を2名増やし、4人乗りのヘリコプターとなっている。 R22からR44の改良点は、ロータ一ブレードの外皮をアルミニウムからスチールに変更して、腐食や接触傷に対処した点である。 エンジンはR22で使用しているライカミングでO-320からO-540にパワーアップし、飛行性能はタービン機並みとなった。 R22と同様にフロートを装備した機体も作られ、クリッパーの愛称で呼ばれている。 また、新しいR44Uがラインアップに加わり、順調に登録数を伸ばしている。 登録数は76機(2008年8月末現在) |
|---|
主要諸元 |
|
| エンジン | テキストロン・ライカミングO-540-F1B5×1 |
| メインローター直径 | 10.06m |
| テイルローター直径 | 1.47m |
| 全高 | 3.31m |
| 胴体全長 | 8.97m |
| 全幅 | 1.28m |
| メインローター面積 | 79.4m2 |
| 機体重量 | 635kg |
| 最大重量 | 1,089kg |
| 最大速度 | 241km/h |
| ホバリング限界高度 | 1,861m |
| 地面効果なし | 1,494m |
| 航続距離 | 644km |
| 乗員 | 2名 |
| 乗客 | 2名 |
| 製造 | ロビンソンヘリコプター |
| 初飛行 | 1990年3月31日 |
| ROBINSON R44 |