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スカイマーク キズを放置したまま運航

スカイマークエアラインズが、機体に付いた傷を抜本修理せずに運航させていたことが国土交通省の調べで発覚した。

当該機(JA767E)は、メーカーが定めた修理期限を9カ月も超過していた。傷は運航前の2004年に機体に車がぶつかってできた「へこみ」。これを応急措置で済ませていたため、機体に新たな小亀裂が生じていた。

問題の亀裂は目に見えない小さなものだが、飛行中の機体損傷などにつながる恐れがあり、航空法で定めた安全基準に抵触する可能性があった。

修理記録によると、機体右側第1ドア(前方右側)の下の胴体に、幅約6センチ、高さ約1.5センチのへこみができ、その部分を切り取って上から大きなアルミ合金の板で覆う応急措置をしていた。

当該機は2004年12月から羽田〜徳島線などで運航し始めたが、抜本的な措置の期限の2005年6月になってもそのまま運航していた。

2006年3月9日になって改めて別の整備士が書類を調べた際、修理放置に気づき運航を停止した上でボーイング社に問い合わせて抜本的な修理を始めた。
調査の結果、補強用の合金製板を留めているリベット3本の周辺に、微細な亀裂が新たに見つかった。

当該機(JA767E)




JA767E  B767-300/ER
2005.03.27  羽田空港にて撮影


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