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エアポート出撃ダイアリー #0450 2007年9月24日(月) 富山空港

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■行程
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0815;富山空港  1750;機材撤収

9/24
 0445    起床
 0540    金沢セントラルホテル2503号室から出撃
 0603    金沢駅を出発(黒部行きに乗車)
 0706    富山駅着
 0750    富山空港着
 0750〜0815 朝食タイム
 0815〜0850 富山空港展望デッキ
 0850〜0930 撮影ポイントの散策をしつつ徒歩にて移動
 0930〜1255 テニスコート横の展望台
 1255〜1310 移動(徒歩)
 1310〜1750 富山空港展望デッキなど
 1750    機材撤収
 1800    富山行き直行バスに乗車
 1830〜   夕食、身支度、パソコンいじりなど
 2230    富山駅出発 日本中央バスにて一路 東京へ
              席番11(三列独立シート4列目中央)
9/25
 0505    さいたま新都心着
 0530〜0655 一時帰宅
 0655    勤務地へ向け出勤

※夜行バスの到着地は埼玉新都心で時刻は午前5時。会社に直行するは早すぎ
 る時間なので、一時帰宅して荷物の開梱とシャワーでリフレッシュをはかり、
 午前7時前には再び会社に向けて出勤した。いつもながらにハードな日程に
 ホトホト疲れている。


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■コンディション
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天候;晴のち曇 午後3時20分頃には南西の山に雷雲が発生し、富山空港上空に
   流れ込んできた。午後3時半くらいから1時間暴風雨 のち 嘘のように嵐
   は止まり夕焼け

気温;28.2℃、風速;3m/s、風向;北
   ※気温および風速風向は気象庁のアメダス(1200富山市)を基に構成

使用滑走路;0815〜1135 RW20
      1135〜1530 RW02
      1530〜1700 RW20
      1700〜1730 RW02
      1730〜1750 RW20

※RW20使用時でもリクエストすればRW02からの離陸が許可されていた。


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■収穫
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ウラジオストク航空 ヤコブレフ40

 ※ヤコブレフ40が定期就航しているのは日本中探しても富山空港のみ。ヤコ
  ブレフ40の雄姿を見たいのであれば、富山空港に足を運ぶのが最も確実な
  方法である。ただし、デイリー運航ではないので、運航曜日には要注意。


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■富山空港
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概要;富山市中心部から南に約7kmに位置している。日本では唯一河川敷に作
   られた空港である為、ボーディングブリッジは堤防をまたいで建設され
   ているので、その長さは日本一を誇る。大雨により神通川が増水した場
   合には、堤防の向こう側にある滑走路などの空港施設は水没してしまう。
  (空港ターミナルは堤防に守られている。)

アクセス;JR富山駅 路線バス(富山地方鉄道)で約20分、400円

展望デッキ;
  ・開放時間;0630-2100
  ・入場料 :大人100円(2007.09.20〜2007.09.30は特別に無料開放)
  ・屋根一部有り、自動販売機有り、トイレ有り、柵はあるけど1m程度な
   ので撮影に支障なし

※不運にも本日9月24日は空の日のイベントが開催され、多数のクソ餓鬼達が
 走り周り鬱陶しい環境であった。


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■出撃後記
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交通機関と宿の予約は早々に手配するが、遠征での詳細な行動日程は直前にな
るまで決めない主義である。

今回の北陸遠征の発着地は元々は金沢駅であった。

行動計画を練っていくと、「土曜日;福井空港で小型機撮影→日曜日;小松基
地で航空祭→月曜日;富山空港でヤコブレフ狙い」が最も効率がよいことが判
ってきた。

で、遠征最後の撮影地は富山となったが、復路の夜行バスの出発地は金沢駅前。

金沢駅から乗車するためには再び金沢まで戻らなくてはならなくて面倒くさい。

でも、乗車予定の夜行バスは、金沢→富山→東京各地という経路で運行してい
るので、復路は富山駅から乗車すれば、ワザワザ再び金沢にまで戻らなくても
済むことになる。

が、少々厄介なのは手元にある乗車券が、東京〜金沢の”往復乗車券”である
ことだ。

乗車区間は短くなるので問題ないだろうと思いつつも、一応 予約センターに確
認してみた。

そしたら、「金沢駅から乗車しないと、その時点でチケットは無効になるので
富山から乗る事はできない。」とのこと。

「富山から乗車するには手元のチケットを一度キャンセルして買い戻さなけれ
ばならない。」との説明を受けた。

「はい、そうですか。」っと素直に引き下がるほど人間が出来ていないので、
ナンダカンダと屁理屈を捏ねて富山からの乗車を認めさせた。

いつもながらの強引かつ強硬な正面突破作戦が完全勝利を修めた瞬間である。


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■エアポート雑記帳 ; 収益予測
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富山空港における空の日イベントの一つとして、朝日航洋が自社ヘリコプター
を用いて有料で遊覧飛行を実施していた。

飛行経路は富山空港→富山市内→富山空港でフライト時間は約6分

料金は大人4,000円、小人3,000円で1回のフライトで最大5人まで乗せていたの
で、仮に大人2人と小人3人で搭乗したとすると6分間のフライトで17,000円の収
入となる。

「朝日航洋は大もうけ!」っと思えば他人様の懐具合を試算してみたくなるの
で、即 実行。

フライトは6分間であるが、乗客の乗り降りの時間もあるので1フライト10分サ
イクルとしよう。

となると、1時間で最大6フライトとなり、遊覧飛行は午前9時から午後3時まで
の6時間行っていたので、最大36フライト行った事になる。(実際には機体が休
んでいた時間もあったので、これほどのフライトはこなしていない。)

17,000円を掛け算すると総収入は612,000円

ここから、人件費を差し引こう。

お客さんの勧誘と料金を徴収する人併せて最低1人
お客さんをヘリコプターの側まで車で運ぶ運転手1人
ヘリコプター付の整備員のような人が2人見えた。
そして、パイロット最低1人

どんなに少なく見積もっても、5人の人手が必要となる。

2万円/人/日だと仮定すれば、1日の人件費は10万円

ヘリコプターの燃料代なんて見当も付かないので、1フライトの6分間で1万円だ
としてしまえば
この日の燃料代は36万円

さらにヘリコプター機材の減価償却費だか、これも見当が付かないが1機1億円
で10年償却としてしまえば1日3万円

ここまでの経費は、約50万円

加えて、離着陸管制料、機体の駐機料、日常の整備費、保険料、後方支援の事
務費など加算されるので、それほど"美味しい"商売ではないようである。

世の中、楽で美味しい仕事なんて存在しないのでしょう。


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■出撃経費 ; 14,127円
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JR西日本(950円)、JR東日本(130円)、地元のタクシー(900円)、富山地鉄
バス(800円)、午後の紅茶ミルクティー(147円)、爽健美茶(510円)、さら
さらそば茶(150円)、朝食(氷見うどん温;750円)、昼食(ホタルイカの押
寿司;610円)、夕食(やわらか重ねカツ定食;1,680円)、アサヒスーパード
ライ(900円)、夜行高速バス(6,300円)、コインロッカー(300円)

※北陸遠征最後の食事は「やわらか重ねカツ定食」 このメニューの嬉しいと
 ころはキャベツ、ご飯、みそ汁のお代わりが自由なところである。この遠征
 中は基本的に栄養が不足していたので、キャベツ2人前、ご飯2人前、みそ汁
 3人前で帳尻を合わせた。最後の最後で満腹感も味わい大満足の北陸遠征は
 幕を閉じた。


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