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エアポート出撃ダイアリー #0383 2006.12.09 那覇空港

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■行程
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0800;那覇空港  1700;機材撤収

 0605    起床
 0720    ホテル山の内 605号室から出撃
 0800〜1215 那覇空港展望デッキ
 1215〜1230 移動(タクシー)
 1230〜1700 瀬長島
 1700〜1920 移動と夕食
 1920    ホテル山の内 605号室に帰着


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■コンディション
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天候;晴 一時 曇

0800 視程;15km、気温;22℃、風速;16kt( 8.2m/s)、風向;350(北)
1230 視程;15km、気温;24℃、風速;18kt( 9.3m/s)、風向;350(北)
1600 視程;15km、気温;22℃、風速;21kt(10.8m/s)、風向;360(北)

使用滑走路;0800〜1700 RW36


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■収穫
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全日空 ピカチュウ塗装のトーイングカー


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■その他の主な飛来機
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ギャラクシーエアラインズ A300-600F
日本航空         B777-200 先得ジェット(2機飛来)
日本航空         B777-200 たまごっちジェット


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■ブルーインパルス慣熟飛行
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日曜日の航空祭に向けて、ブルーインパルスが慣熟飛行を行った。
6機編隊による航過飛行でデルタ、リーダーズベネフィット、ポイントスター、
スワンの4隊形を見せてくれた。(スモークは未使用)


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■那覇空港展望デッキ
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入場料 ;大人 100円
     南側と北側に分かれており完全分別で行き来は出来ない。
環境  ;トイレなし、一部屋根あり、自動販売機なし、喫煙スペースなし
     柵はあるが低いので撮影に支障なし
撮影条件;午前順光、午後逆光

※愛用の無線機(YUPITERU MVT-7300)を那覇空港の展望デッキで使うと不都
 合が生じる。那覇タワー(118.1MHz)と那覇ATIS(127.8MHz)が混線してし
 まうのだ。この症状は瀬長島では起きないし、他の空港でも起きない。電波
 発信場所と受信場所の相性が悪いのか?無線機が悪いのか?定かではないが、
 この症状は昨年の訪問時も同様であったので一時的なモノではないようだ。


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■出撃後記
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飛行機写真を初めてから沖縄遠征は5回目となった。
全国均等に回っているわけではないので強引な理屈になるが、大雑把に言えば
日本周回5週目くらいに相当するのだと思う。

この位のキャリアを積めば、あちらこちらに顔見知りが出来てくる。

本日、瀬長島にて撮影していたところ「こんにちは、何処かでお会いしました
ね」と声をかけられた。

そう言えば!? 何処かでお会いしたような???

何処でお会いしたのか?その時は思い出せなかったのだが、記憶の引き出しを
紐解けば「新潟空港でお会いした大阪の方ですね。」

遠く沖縄の地にて再会できるとは奇遇です。

そして、今宵は沖縄遠征最後の夜
昨年お世話になった(http://airport.world.coocan.jp/apd0292.html参照)ウ
チナンチュ料理店に行ってみた。

「おばさん、お久しぶりです」と御挨拶したところ、ちゃんと覚えていてくれ
た。

内向的な性格なので人付き合いは苦手なんだけど各地に知り合いが居てくれる
と心強くなります。

かなり気が早いが、来年末もまた沖縄を訪問したい。


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■エアポート雑記帳 ; 14年目の歓喜
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飛行機写真の次に好きな事と言えばサッカー観戦
いや、もしかしたらサッカー観戦の方が好きなのかも知れない。

日本代表の試合を観に海外まで足を運ぶような事こそしないが、
地区予選を含むワールドカップの試合は、仕事をサボってでも観戦するのを常
としている。

そんな、ある週月曜、火曜、水曜の3日間
赤い服装に身を包んだ若造たちが声を張り上げている。

個人的に大嫌いなのは三人種(ホームレス、フリーター、ニート)であるが、
この若造たちはフリーター系に見えた。

直感的に「近寄りたくはない!」と思ったが、何故か!?配っていたチラシを
手にしていた。
そこには、週末の夜に浦和レッズの優勝を後押しするために「皆で寄せ書きを
しましょう!」と記載してあった。

熱いではないか! こういう企画は大好き!
当然、指定日の夜には駅前の寄せ書き会場へと足を運んだ。

レッズのフラッグに一言書き込む「快勝で優勝よろしく!」
そして顔を上げれば、大嫌いなフリーター系の若造が寒さに耐えていた。

こんな寒い日に、何の得にもならない行為に熱中できるのは素晴らしい!。

「私も古き浦和市民として何かしなくては!」ところで何ができる?
最終戦のチケットなどトックの昔に売り切れているので、応援に行くことなど
できない。

それでは???

ささやかだが、寒空に震える若造たちに「ホレ、差し入れだよ。皆で飲みナ。」
と言って缶のホットコーヒーとPETボトルの暖かいお茶を持って行ってあげた。

若造どもよ! 寒い中ご苦労さん!
私には何にもできないけど、これでレッズの優勝に貢献した気分になれた。

思い起こせば、この日が来るまでは長かった。

Jリーグが発足した1993年当時は千葉の実家に住んでいたのだが
その年の秋には浦和へ移住

浦和レッズは初年度ダントツのビリ。2年目もビリ。

2000年シーズンはJ2に降格となり、結果的には次の年にJ1へ昇格しているの
だけども・・・

これまた綱渡りの昇格であった。

J1昇格物語
2000年11月19日 J2リーグ戦の最終節を迎えた。
当時のルールでは2位以内に入ればJ1へ昇格できることになっていた。

それまでの成績
2位;浦和レッズ(勝ち点80)
3位;大分トリニータ(勝ち点78)

つまり最終戦の結果次第では浦和レッズは3位転落の可能性があり、J2残留が
確定する。

最終節の対戦相手
浦和レッズはサガン鳥栖
大分トリニータは大宮アルディージャ

                   浦和レッズ
            90分勝利  Vゴール勝利  引き分け  負
 大  90分勝利     浦和    浦和     大分   大分
    Vゴール      浦和    浦和     浦和   大分
 分  引き分け     浦和    浦和     浦和   浦和
    負        浦和    浦和     浦和   浦和

ヤヤコシイ表になってしまったが、圧倒的にレッズが有利で、勝てば文句なし、
引き分けや負けても大分の結果次第の状況であった。

ところが、大分トリニータはあっさりと90分勝利で勝ち点3を追加。
浦和レッズには引き分けすら許されない状況に陥った。さらにサガン鳥栖に大
苦戦。
1-0のレッズ優勢で向かえた後半52分鳥栖のルシアノに同点ゴールを叩き込ま
れ1-1
同点ではJ1へ昇格できない。しかし、悪夢は続く。
63分ゴールエリアにて痛恨のファールを犯しレッズのディフェンダーは退場に
なった上、PKを与えてしまった。
このPKが入ればJ1昇格は遥か彼方へ遠のく。引き分けすら許されない状況で
1-2となれば、時間的に考えても絶望的だった。
PKキッカーはルシアノ。蹴ったボールは浦和キーパーの逆を突き、ゴール右角
に転がった。「終わった!」と思われた直後、ボールはゴールポストに当たる
とピッチに跳ね返った。
神風が吹いたらしい。
命拾いのレッズは1-1のまま延長戦突入。退場により1人少ない状況の中、Vゴ
ール勝ちを手にし、薄氷のJ1昇格劇であった。

この絶望的な瞬間を乗り越えていなければ、浦和レッズは未だに(湘南ベルマ
ーレの様に)J2に残留していた可能性も大きく、ほんの少しの運命の悪戯で未
来は変わってしまうものだと痛感する出来事であった。

なお、浦和駒場スタジアムでおこなわれたこの試合の観衆は20,207人であった
が、その中の一人は私本人である。歴史的瞬間の目撃者!

14年目のJリーグ初制覇をスタジアムで生にて目撃することはできなかったが、
空港出撃をサボってテレビ放送にてその瞬間を目撃した。

これまでの、浦和レッズのJリーグ全成績は以下の通りである。

1993年 10チーム中10位(ビリ)
1994年 12チーム中12位(ビリ)
1995年 14チーム中 4位
1996年 16チーム中 6位
1997年 17チーム中10位
1998年 18チーム中 6位
1999年 16チーム中15位(J2へ降格)
2000年 11チーム中 2位(J1へ昇進)
2001年 16チーム中10位
2002年 16チーム中11位
2003年 16チーム中10位
2004年 16チーム中 2位
2005年 18チーム中 2位
2006年 18チーム中 1位(初優勝)

執りとめもなく、長々と書いてしまったが、一言で締めくくれば「優勝おめで
とう!浦和レッズ!」

1週間遅れで遠く沖縄の地からお祝いの言葉を贈りたい。


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■出撃経費 ; 10,851円
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バス(400円)、タクシー(1,080円)、ゆいレール(200円)、昼食(おにぎり
3個;415円)、夕食(煮込み定食、ラフティー、泡盛;1,800円)、爽健美茶
(208円)、昼用酒(オリオンビール、泡盛;645円)、夜用酒(オリオンビー
ル;433円)、宿泊代(5,670円)


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